風の伝説ザナドゥの設定の移り変わり②
当時のPCエンジン雑誌は入手困難ですが、読み返すと風ザナの設定の移り変わりを感じられて面白いです。
当時一番売れていたと思われるPCエンジン雑誌「月刊PCエンジン」
まだアリオスの名前が「アネモス」として公表されていた頃の記事です。各キャラ設定も本編とは違っている箇所も見られます。
ソフィア様の説明文に注目。
「女神イシュタルをまつるパルティア神殿の女神官。他の者と違い、彼女だけはクレスの水晶を使わなくても魔法が使える。」
また別の号でもソフィアの説明文に注目。
ここでもやっぱり「女神官」と説明されています。
「女神官」と書かれていることから、この頃はまだ「聖女」という設定はなかったようですね。
「クレスの水晶」は「クレーネ・ジュエル」の初期の名前とみて間違いないでしょう。
「クレスの水晶を使わなくても」の文言から、この頃は魔法の設定も違っていたとみました。光を浴びて自由に魔法を使えるのではなく、水晶を使用して(消費して)魔法を使う形式だったんでしょうか。
何度も打ち合わせや話し合いが行われた結果、細かい設定が変更修正されていったんでしょう。そんなスタッフさんたちの苦労の末とアップデートを重ねた末に今のソフィアが生まれたと思うと感慨深いです。
PCエンジン雑誌は読み返すと、ソフィアとメディアとピュラーも実際のゲームでは見られないビジュアルが見れます。
ピュラーはグッズイラストでピンク髪だったりしましたが、初期はピンク髪派と赤髪派でスタッフ間でせめぎあいがあって色々悶着した結果、赤髪になったんでしょうか。
ふと読み返すと、新たな発見や、記憶の振り返りができるので、PCエンジン雑誌は貴重ですね。