風の伝説ザナドゥの設定の移り変わり③

 

風の伝説ザナドゥ』こと風ザナはシリーズが進むごとに設定の変遷があります。ソフィアの年齢設定(初期は14歳だったのがⅡでは18歳になった)、ダイモスの家族構成(Ⅱの初期は家族構成なしだったが妹リュミナがいる設定になった)…。

今回はピュラーの性格設定について色々書きます。

 

風ザナ初期設定はⅡの頃とだいぶ違っています。これは発表後の告知チラシ。

 

このチラシに載っているピュラーの説明文に注目。

 

「世間知らずでだまされやすい」

ゲームをプレイした人なら???と思います。

 

他の誌面でのピュラーの紹介文。

「彼女の純真な心は旅に疲れた冒険者の心をうるおしてくれるだろう」

うるおす→元気づける

の間違いでは?と思うことでしょう。

 

 

そして風ザナⅠの説明書のピュラーのキャラクター紹介文。

「活発で、とにかく元気な女の子」

 

実際、ゲーム中もとにかく元気で、第五章では爆弾を作るイベントで代金をチャラにさせたり、なかなか解除できないトラップにキレてスイッチを押しまくってトラップを解除させたり、第六章ではヒルダ(女装したリュコス)を見てすっごく怪しい!!と疑ったりしてました。

一連の行動から「世間知らずでだまされやすい」とは程遠いです。もっと言えば、純真というよりは単純(苦笑)。

 

このことから、ソフィア様の年齢アップやダイモスの家族追加のように、ピュラーの性格設定も初期から変更されたと思われます。

 

ピュラーは元気な性格が人気でしたが、管理人的にはこっちの方でもよかったのでは…と思います。

多分、ソフィアが『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』のディーナ姫タイプなら、ピュラーは『ドラゴンスレイヤー英雄伝説Ⅱ』のフローラタイプにしようとしたものの、ソフィアと性格がかぶるから元気属性にしよう!とこうなったのかもしれないですが、初期の「世間知らずでだまされやすい」「純真で癒し系」なら、本編やドラマでソフィアと衝突することはなかったし、ある意味平和に終わっていたと思います。『朱紅い雫』のアルチェムみたいに、「私、図々しいこと考えていたみたいです」とソフィアに遠慮して身を引いてたんじゃないかなあと。

ピュラーが初期設定の性格で、なおかつダイモスの件が穏便に収まっていれば、最終的にアリオスとソフィアはいい感じの仲で終わっていたと思います。

 

ピュラーの声を担当していた山本百合子さんは、『北斗の拳』のユリアや『天使の詩Ⅱ』のリアーナや『ドラゴンスレイヤー英雄伝説Ⅱ』の女神フレイア等、神秘的な女性の役を多く演じられていたので、純真で癒し系な初期設定ピュラーも難なく演じていたことでしょう。

 

色々設定の移り変わりのある風ザナですが、初期の設定が載っているチラシや雑誌を読み返すと、こうだったら…と思わなくもないです。

 

ピュラーの髪の色がピンク髪だったり赤髪だったりしたのも、スタッフでピンク髪派と赤髪派がいて、双方せめぎあった末に、赤髪派が勝利したとか。

 

まあ元気なピュラーも好きですが、好きな外見はⅡ限定です。人気投票で1位になったのもⅡ仕様の可愛さによるものも大きかったと思います。もっと言えば、Ⅰのピュラーのデザインはソフィアのデザインと比べると平凡すぎて見劣りします。

 



でも何故か「VM JAPAN パワーアップキット 富嶽幻遊記」に出たときはⅠのデザインで、その後グッズ化されたときに使用されたイラストは、Ⅰ仕様ばかりなのが残念だと思います。

 

どうかピュラーのグッズ化の際は人気が高いⅡ仕様のイラストでお願いします。

 

 

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