CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイスの感想

今回は「CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス」感想を書きます。風ザナブログなので、風ザナキャラまわりのみの感想になります。

 

このドラマ、ファルコムのラジオ番組「TARAKOファルコムぴーひゃらら」でオンエアされたラジオドラマの集大成ともいえる作品です。

このラジオ番組では、白き魔女、ぽっぷるメイル風の伝説ザナドゥⅡのドラマがオンエアされてまして、「CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日」もこの番組でオンエアされたものでした。

 

「CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス」では、ラジオ番組内でオンエアされたドラマのキャラクターたちが登場するという、作品の垣根を超えてファルコムキャラたちが共演するすごいドラマです。ファルコム作品のドラマは人気声優を多数起用していて、林原めぐみ国府田マリ子緒方恵美椎名へきるといった、当時の人気声優のダブルキャストも見られます。

 

「CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日」では、ダイモスがアリオスへの愛を自覚して告白するという衝撃の結末でしたが、この「CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス」ではその続きが聴けます。

風ザナファンにとって、「CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス」の重要ポイントは、風ザナⅠから長く続いたアリオスを巡る恋愛劇に決着をつくところです。

 

「CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日」のラストでダイモスがアリオスを連れてローランディア号でどこかへ行ってしまい、悲嘆にくれるソフィア、茫然自失状態のリュミナ、やけっぱちに海に叫ぶピュラー、3人を見守るリュコス、ヌース、メルティナ。そこに精霊クルルが現れて、ソフィアたちにアリオスとダイモスの居場所を教えることで、ソフィアとピュラーとリュミナは2人がいるムコルファの塔に旅立つことに。

 

でも、紆余曲折の末、ダイモスは記憶を失い、アレスが自分の主君と思い込み、一転してアリオスに対して冷淡になってしまう。

「私の主はこのアレス様ただ一人」「貴様などに興味はない」「お供いたしますぞ、アレス様、たとえ地の果てまでもこのダイモス、その哀愁の背中についてまいります」とアレスを追いかけていこうとするダイモスに、アリオスは「何故だ、あんなに愛していると言ってくれたのに。二人で真実の愛を貫こうと言ったのはダイモス、お前じゃないか」と慌ててすがるが、「私は行かねばならん。お待ちください!アレスさまー!」とアリオスを冷たく振り切ってアレスを追っていってしまう。

 

そんなダイモスにショックを受けたアリオスは、自分もダイモスのことが好きだった気持ちを自覚して、「何故だ、愛してると、ずっと一緒にいると言ったじゃないか。いやだダイモス、私を捨てないでくれ、私を置いて行かないでくれー、ダイモスダイモスー!」とダイモスを追っていってしまう。

 

残されたのは、茫然自失となったソフィアとリュミナ、「もうなんなのよーどうなってんのよー」と叫ぶピュラーだった…。

 

つまり、長く続いたアリオス争奪戦の勝者にして、アリオスの愛を勝ち取ったのはダイモスでした。

 

個人的にこれでよかったんじゃないかなーと。ピュラーもファン多いので、ソフィアとピュラー、どっちとくっついたとしても、物議を醸したと思うので、公式もそれを考えてダイモスにしたんじゃないかと。当時BLが徐々に流行り始めていた時期でもあったので、そういった時世に合わせたのかもしれませんが。

 

私としては、喜怒哀楽なソフィアが聴けて満足してます。

メルティナの「ソフィアさん、気をしっかりもって。きっと、きっとアリオスさんはご無事です。そう、アリオスさんだって、ダイモスさんを憎んでるわけじゃないし。あ、もしかしたら二人今頃は意気投合して…」という一見いい子ちゃんに見える無神経な励ましにも、「意気投合して…なんだっていうの?(怒)」と静かに言い返すソフィアは迫力ありました。

 

精霊クルルに対して、「な、なんですって!」というソフィアのお約束台詞から、「どうしてどうしてあなたがアリオスの居所を知ってるのよ!あなた、女神イシュタル様から生まれたって言ってたわね?イシュタル様のお導きなのね!そうなのね!言いなさい!」とクルルを捕まえて締め上げて迫るソフィアと、「ソフィア様落ち着いて」とヌースをはじめとする周囲がびっくりするほどの剣幕を見せたシーンは、ソフィアのアリオスへの愛と心配ぶりと必死さを表していて面白く可愛いかったです。

 

ソフィアの魅力の一つである、上品でしっとりしたお声もたくさん聴けました。

第3話で派手に落ちてきたメイルたちに「あの、大丈夫ですか?」と上品に尋ねたり、第4話で「ダイモスおやめなさい」と毅然に言ったり、ソフィアの声がたくさん聴けて満足。

ソフィアとピュラーが団結してる様子も描かれて、がっかりするピュラーにソフィアが「ピュラー、女神イシュタル様のお導きを信じましょ」と優しく励ましたり、メイルとコームの申し出に「ねえピュラー。手伝ってもらいましょうよ。私たちではダイモスをおとなしくさせるなんてできないわ」とソフィアが言って「う~ん、そうねえ…」とピュラーがうなずいたり、ソフィアとピュラーがいい感じに描かれてる場面もよかったです。本来なら、こうやって仲良くしてたんだろうなあと。このドラマの後、失恋した者同士仲良くなって、茶飲み友達になってるといいなあ。

 

アリオスは真面目なキャラなので(ゲームでは女性のベッドに潜り込んで悦に入る変態癖を披露するイベント等ありますが、それはないとして考える)、状況に振り回されたあげく、最後はああなってしまったのは仕方ないかなあと。今まで散々ダイモスの尽くしっぷりを見てきて、なんだかんだで依存していたんじゃないかと。あの後、アレスとダイモスと3人で追いかけっこしてるとか、仲良く冒険者兼戦士をやって世直し旅するとかして、前向きに生きていってほしいです(笑)

 

ダイモスはやっぱり笑えます。自分の愛を貫くブレない態度が堅物な性格とあいまって、上手い具合に笑いに昇華させてました。レアなダイモスのアリオスに対する冷たい言動も必聴です。

 

ピュラーは「CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日」ではわがままぶりが目立ってましたが、本作ではソフィアと一気団結してていい感じに描かれて、得意の魔法でサポートしていてよかったです。最後の「なんだっていうのよー」がソフィアたちの気持ちを見事に代弁してました。

 

リュミナも最初はショックで茫然自失状態でしたが、気を取り直してダイモスとアリオスを追いかけていこうと、ソフィアとピュラーに同行する様子が勇ましく健気でした。ヌースのこともちゃんと気遣っていて、ヌースとさりげなく相思相愛ぶりが伝わってきました。

リュミナを愛するあまり、オーバーなくらいリュミナを心配するヌースも聴けるので、ヌース×リュミナな人も聴く価値はあると思いました。

 

他に出てきた風ザナメンツに関しては、リュコスは普通でいわゆる説明&ツッコミ担当、メルティナはこのドラマでも「メルティナいい子なんだZEE」なメルティナageアピールが随所にあってこの点はウザイというかうんざりしてしまいました。

第3話でコームの声がメルティナと同じ(椎名へきるが担当)ということを上げて、

ピュラー「メルティナ?メルティナなの?」

リュミナ「違うわピュラー、声が似ているだけよ。メルティナが、くそ!とかお前らー!なんて下品な言葉使うはずないじゃない」

ピュラー「あはは…そうよねえ」

コーム「下品で悪かったな」

とピュラーたちに言わせて、わざわざここでもメルティナageする必要あったんだろーか…と聴き直して改めて思いました。しかもコームを比較に出して、コームを貶めることでメルティナを持ち上げる…どこまでメルティナに優しい世界なんだか。

 

いろいろ書きましたが、公式がBLで終わった衝撃の結末。風ザナをプレイして、キャラクターたちに惹かれた人にはぜひ聴いて、その行方を聞き届けてもらいたいです。

私としてはとても面白いと思いました。※メルティナageシーンは除く

落ちてきたメイルに「あの、大丈夫ですか?」と上品に尋ねるソフィア様がいい感じ。ソフィア様は普段は穏やかで落ち着いてるけど、アリオス絡みでクルルに迫ったりするときはすっごく気性激しくなったり、そのギャップも萌えでした。

 

 

他の作品のドラマは聴いたり聴かなかったりしているので、そっちについての感想は書けませんが、一連のドラマシリーズのノリやキャラが好きなら、聴いてみる価値はあると思います。