風の伝説ザナドゥ用語集:さ行



・砂糖菓子

-ローランディア号のメニューの一つ。ダイモスの好きな食べ物。

 


ザナドゥハウス

-マル勝PCエンジン誌上で連載されていた風ザナのファンページ。キャラ紹介に描き下ろしイラストや4コマ漫画などかなり充実した内容だった。

 


ザナドゥまるかじり

-「メルティナの部屋」と並んで、PCEngineFANにて連載されていた風ザナⅡの連載コーナー。次第に併設の「メルティナの部屋」に押されていく形になった。

 


・呪話器

-風ザナⅠ三章に登場。ビスキオ村の村長ペパーノが使っている魔法具。現代で言う電話のような物と思われる。魔法が使えなくなって使用できなくなった。

 


・サランダの峰

-ギムノス国にある峰で、邪竜の骨とドラゴンスレイヤーがある。

-死火山と休火山から構成されていて、現在休火山の方は安定しているが、アリオス以外の人物がドラゴンスレイヤーを抜くと噴火するとのことで、ガレオスたちは万一に備えて廃坑をシェルターに改造していた。

 


・ザ・レジェンド オブ ザナドゥ~風の物語~

-風ザナの制作発表時の初期段階での作品名。後に現在の「風の伝説ザナドゥ」に変更になった。

 


・サンジュ村

-風ザナⅠ二章に登場する、マクリア城の南西にある村。村長マイムはモレノ宰相と親しい仲。

 


・サンダーパトロナージ

-風ザナⅡ第一章のボス。黄金の砂海に棲む巨大な砂虫の一種で、砂を体内に取り込み、その中の微生物や昆虫を捕食している。縄張りに侵入するものを激しく攻撃することから、砂漠の守護者とも言われるモンスター。

 


・サン・ボヌール

-風ザナⅠ五章に登場。ブローヌ村の奥に山荘をかまえる伯爵。

王都から逃げてきた際負傷し、モンスターの毒に侵されていたが、アリオスたちの尽力によって命を救われた。

-レジスタンス結成を呼びかけるなど、一見立派な人物に見えたが、本性は違った。自分が戦うことは考えず、自分は安全な場所にいて、「平和のためには命を惜しむな」と他人を戦場に送り込むような男だった。ヌースにその正体を暴かれ、従者と共に姿を消した。

 


ジー

-風ザナⅠ七章から登場。本名ジード・アイネアデス。アリオスよりも12年も早く生まれたアイネアス一族の嫡子で、アリオスの実の兄。
邪竜ダルダンディスの部下だが、ドラゴンスレイヤーを己の物にして、ダルダンディスにとって代わろうと企む。四風神をも凌駕する力の持ち主。

-自分たちアイネアスの一族を辺境の里へ追いやった人間たちを粛清し、アステル王朝を復活させることを誓ったが、長老たちにアイネアスの遺志にそぐわぬ者として一族から追放された。その時から、ただ力だけを求めるようになった。

-ドラゴンスレイヤーのことをソフィアから聞き出すためにパルティア神殿に攻め込み、阻もうとするメディアに金縛りの魔法をかけた張本人。だがソフィアが墓所に逃げ込んだため、パルティア神殿をアレハンドラに任せて撤収した。
七章でドラゴンスレイヤーを真のものにするにはソフィアの力が必要だと気づき、ソフィアを連れ去り氷の塔に監禁して、ドラゴンスレイヤーを覚醒させようとした。
十章ではリアラの手引きでかげろうの町に攻め込む。アリオスと戦い敗れたことで己の過ちを悟り、アリオスに看取られて亡くなった。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」でも、アリオスの実兄というポジションは変わらない。聖剣ドラゴンスレイヤーの後継者にふさわしくないと長老に疎まれて、アリオスを殺そうとした罪で一族を追放されたという設定。野心家だが、潔いところも持つ一匹狼タイプな性格。アリオスに代わって聖剣を引き抜き、ダルダンディスに立ち向かうものの、返り討ちにあう。

死の間際、一族を追われた時長老の命令で自分を殺しに来た父親に助けられたこと(ジードを生かすためにわざと剣を避けずに傷を負った)、『アリオスの未来を守る』という父親との約束を話し、約束も果たせて満足したと言い残して亡くなった。

 


・シードスパイラル

-風ザナⅡ第二章のボス。他の生物を取り込んで細胞を増殖させ、成長していく生命体。体内に様々な生物を寄生させているらしい。強い日光に長時間さらされると死んでしまう。

 


ジーバン

-風ザナⅠ一章に登場。ドクサの情報屋で、ビカラの屋敷の周りにいたホームレス。王都に行きたいが為にリュコスの身代わりになる。

-二章では、王都への護送の途中で、マクリア城の牢屋に入れられている。

-七章にも登場。王都に護送されるはずがギムノス送りになってしまい、看守にこき使われている。

 


・シールドリストレット

-風ザナⅡ六章で入手できる隠しアイテム。町の南の加工場跡に落ちている。

-第五章で同じ場所を調べても手に入らないので要注意。

 


シェリ

-風ザナⅡ四章に登場。エクトラの町長ダイソンの娘。アリオスとよくぶつかる。

-3回ぶつかったのが縁でアリオスに一目惚れ(?)。素性の知れない男(アリオス)に自室の鍵を渡して誘うことから、本当に大胆で危ないお嬢様。

-いきなりアリオスを夜這いに誘うなど世間知らずと思いきや、父親の仕事を手伝っていて賢く聡明(冒険家ガイ談)。

-年寄りにまでも優しくしてくれる本当によくできた娘で、今の暮らしは窮屈だと思っている(いずれも町の人の証言から)。

-シェリルと妹のメリルは美人姉妹として、エクトラの町では評判である。

-『私だと思って、大事にしてくださいませ』の台詞からして、『アリオス様の気が変わったのでしたら、私はいつでもOKですわ』という気持ちがひしひしと感じられる。アリオス、この際アシュナールへ戻ってシェリルと結婚してください。

 


シェリルの部屋

-風ザナⅡのプレミアムシナリオで登場。書庫の隠し部屋の奥にあるシェリルの部屋。シェリルによる風ザナのキャラクターを使った性格占いが楽しめる。

-シェリルの新たな一面が見れる場所で、シェリルファンは必見。アリオスに直接話し掛けられたときの態度や、語尾にやたらとハートマークをつける様子からして、シェリルの恋愛にノリノリな性格や、『アリオス様、私はいつまでも待ってますv』な気持ちがよく伝わってくる。アリオス、アシュナールへ戻ってシェリルと添い遂げてください。

 


シェリルの部屋のカギ

-シェリルの落し物その3。小さな鍵。

 


・ジギタル

-魔法使いなら常備する薬草。本来は心臓の薬となるが、面白い副作用(利尿作用)がある。

-ソフィアが知っていたことから、ソフィアが魔法の知識について詳しく、ソフィアの賢さがさりげなく判明したアイテム。

 


・じじばば税

-ビカラがミゼール村の年寄りから取り立てている税金。

 


・シスター

-イシュタルに仕える聖職者で、俗界に身を置いている者たち。

-聖地パルティアの決定により、アリオスを守るようマザーから厳命を受けている。アリオスが戦いに敗れたときは復活させてくれたり、ベッドを貸してくれたりと、24時間営業でアリオスを助けてくれる最大のパートナー。

-マザーやシスターは俗界に身を置く者なので、聖地のことは神官にしかわからない(フィリア談)。

 


・シックネス・ソウル

-風ザナⅡ三章のボス・マーダラデプトが守っている宝石で、『7つの魂』の一つ。

 


・シド

-風ザナⅠ序章に登場。カスタ村に住む男。マットと共にポルダ村が隠した新種の酒の酒樽を壊して酒を洞窟内にぶちまけたことで、ヴォーミットが目覚めるきっかけを作ってしまった。

 


・しとね島

-風ザナⅠ四章に登場する小さな島。島の真中に石で作ったベッドのような祭壇がある。祭壇に眠り病になった者を眠らせることでトゥーン神殿に行ける。

 


シノン

-風ザナⅠ十章に登場。四風神に仕える小姓。北風の剣を持っている。

 


・四風神

-風ザナⅠ九章から登場。かげろうの町のリーダー的存在。四方を統べる風。北風、東風、西風、南風の四人。

-エレミア国には彼らを祭った四風殿がある。

 


・四風殿

-風ザナⅠ九章に登場。エレミア国にある小神殿で、東西南北の4ヶ所がある。アイネアス以前に建てられ、四方の風(四風神)を奉ったものと言われている。

 


・シャイニングブレス

-風ザナⅡボス戦闘でのメルティナの最終奥義。

-足元から真上に向かって光を発射する攻撃。

-コマンドは、上、右斜め上、右横、右斜め下、下+Ⅱボタン。

 


・週刊パルティア

-ソフィアの部屋の本棚にある本。

 


・終末の玉座

-風ザナⅡ終章に登場。暗黒の島レグナスにある縦穴であり、この縦穴の底に建っている複雑に入り組んだ不気味な城の最下層で、アーグは破壊神を復活させようとしている。

 


・衝気波

-ピュラーが暴走するアルゴスを気絶させるのに使った初歩の魔法。

 


・神官

-パルティア神殿でイシュタルに仕える聖職者たち。シスターとは違う立場にある。

-ソフィアとメディアを除いた神官には位とは別に各々の役割があり、その役割に応じた力を与えられている。

-神官に与えられている各々の役割は自然の役割のようなものである。
例えば、雷の神は太陽の神より位が上だが太陽を運ぶことはできず、たとえ格下の神であっても太陽の神にしかできない役割がある。同様に、パルティア神殿の扉を開けられるのは『扉の司』の役割を担っているプロスタだけである。そして太陽が一つしかないのと同じく、『扉の司』も一人しか存在できず、 プロスタが生きている限り、別の者が『扉の司』の力を得ることはできない。

-Ⅱのエンディングでイシュタルが消滅したことで、ソフィア同様神官たちにもイシュタルから与えられた力を失う等の変化があったと推測されるが、ゲーム中でそこまで語られることはなかったため実際のところどうなったのかは不明(ドラマCDで神官プロスタが王都までダイモスにプレゼントを届けに来ていたことからも、皆あけっぴろげになったと思われる)。

 


水晶宮

-風ザナⅡ五章に登場。かつてアシュナールでイシュタルを信仰していた少数の者達が造ったらしい神殿(パルティア神殿とは比較になりませんが(^^;))。

-アシュナールにおけるイシュタルの聖域で、水晶渓谷の一番奥にあり、ひときわ大きい水晶の柱が二つ並んでいる場所。

-ここでメルティナはイシュタルから力を授けられ、ソフィア様同様の力を扱えるようになったが、これによってソフィアの存在意義が薄くなったのは否めない。

 


・水晶渓谷

-風ザナⅡ五章に登場。ミレーナの町の北にある渓谷。この奥にイシュタルを奉る水晶宮がある。

 


・水竜亭

-風ザナⅡ一章と三章に登場。ラザンの港町にある小さな酒場。メルティナとその両親が経営している。

-メルティナはここで歌姫をしている。

 


・スーリの宿場

-風ザナⅠ二章に登場する村。

 


・スーパーピュラー

-PC-EngineFANでのタイムアタック企画で、イシュタルにスターワンドを与えられてパワーアップしたピュラーの呼び名。

-タイムアタック企画では彼女の力なくしては上位にランクインすることは不可能だった。まさに最強・無敵のため、風ザナ最強と呼び声が高い。

 


・スズキのムニエル

-ローランディア号のメニューの一つ。

 


・スターワンド

-風ザナⅡ五章に登場。イシュタルがメルティナに力を授けたついでにピュラーに与えた魔法の杖。これによってピュラーは魔力がパワーアップした。

 


・スティングブレイド

-アリオスの攻撃技。下から剣を振り上げて斜め上に攻撃する。技の間は無敵状態。

 


・ストームフライエル

-風ザナⅡ序章のボス。ガーゴイルのような外観を持った使い魔的な存在のモンスター。

-モンスターたちの使い魔的存在で、空中を自在に飛び回って攻撃してくる。2匹1組で行動することが多く、危機になると相方を呼ぶ習性がある。水中でも活動できるようである。

 


・スプレッドフレイム

-風ザナⅡボス戦闘でのピュラーの最終奥義。

-強力な炎の弾を発射。もう一度Ⅱボタンを押すと、炎が分裂する。手元で炎をためているときから攻撃力があり、その間は無敵。

-コマンドは、下、右斜め下、右横、右斜め上、上+Ⅱボタン。

 


・スライディング

-リュコス、ピュラー、メルティナの攻撃技。

-リュコスはまさにちゃんとしたスライディングだが、ピュラーとメルティナの場合頭から突っ込む感じでこけてるようにも見える。

 


・スライム(モンスター)

-風ザナⅠ序章に登場。アリオスがイクティア島にいる間だけ仲間にできるモンスター。マリンブルー色のゲル状スライム。

 


・スライム(名前)

-アリオスの考えるスライムの名前その4。やっぱりフツーの名前がいいかな?という理由から思いついた。

 


・世紀の二枚目

-風ザナⅠ六章で、リュコスがソフィアに出会ったときに名乗った自称の一つ。

 


・聖女

-イシュタルを信仰するものの頂点、パルティア神殿の指導者である巫女を示す。当代はソフィア。

-聖女は任命された日、継承日をもって生誕とされる(ソフィア談)。つまり風ザナⅠでのソフィアの実年齢は18歳だが、聖女としての年齢は15歳(3歳の時に聖女の役目を継承したため)。

 


・聖なる迷宮

-風ザナⅠ六章に登場する。パルティア港からパルティア神殿に向かう途中にある迷路状の道。

 


・精霊の涙

-幻惑の洞窟へ行く途中にある北の森に漂っている白い蒸気のようなもの。樹木が発する精気で、毒を中和することができる。銀の小ビンで集めることが可能。

 


・セーナ

-風ザナⅠ六章に登場。パルティア神殿の神官の一人。プロスタが還俗した後、扉の司となった。

 


・ゼーレの花

-夜明け前の数時間しか咲かない花。一度摘んでも翌朝にはつぼみをつけ、その次の朝にはまた花開く。

-花言葉は「真実を見通す」(花売り娘ルーシア談)。

-ゼーレの花で作った香を焚けば、見えないモンスターを見ることができる。

 


・設定

-生きているものであり、その作品の続編が出たり、シリーズが進むに連れて変わっていくもの。

-作品によっては、人気があるからと安易に続編を作ったり、シナリオライターが変わったりして、安易な後付け設定がつけられたり、元ある設定がなかったことにされたり婉曲された結果、設定に多くの矛盾が出てきて、最悪ダメシナリオとなってしまう作品も少なくない。

 


・絶望の洞窟

-風ザナⅠ一章に登場する。クロロスの村の東にある洞窟で、ダイモスが幽閉されている場所。奥にはメイドーブルが待ち構えている。

 


・ゼナ

-風ザナⅠ二章に登場する。マクリアの将軍。義に厚い歴戦の勇者でもある。アリオスとは顔なじみ。

-マクリア城内での文官と武官の対立、モレノ宰相がアルコン王の父親ということもあり、武官の頂点でありながらその立場は弱い。

 


ゼノビア

-風ザナⅠ六章に登場する。パルティア神殿の大神官。メディアの魔法によって、他の神官たちと共に神殿から出されて、ニクスの洞窟に隠れている。

-プロスタを毒殺してでもソフィアの命を優先しようとするなど、シビアで冷酷な一面も持つ、ソフィア至上主義。

-パルティア神殿に入って85年のキャリアを持つ。

 


・セランの村

-風ザナⅡ序章に登場する漁村。漁業でなりたっている。

 


・セルフ・ソウル

-風ザナⅡ四章に登場する。ファグス山の頂上に安置されていた『7つの魂』の一つ。

 


・先駆者

-遥かな昔、世界を創造した者。この世界を去るとき、二人の神(破壊神ルーゴンと女神イシュタル)を遺した。

-風ザナワールドの創造主。

 


・専売特許

-ソフィアの回復魔法がこれにあたる。Ⅱではメルティナも使えるので、専売特許ではなくなり、ソフィアの存在意義はかなり薄くなってしまった。

 


・選民

-特定の集団(民族、宗教の信者)が自分たち自身を神や血統などの独自性に着目して選ばれた特別な存在と規定すること。またはそれを標榜している集団。選民思想とは、人々を目的の達成へとより激しく駆り立てる、自分が重要な存在であると認識する感覚である。

-風ザナⅠでの基本的なコンセプトであり、設定概念。
六章で女性とアイネアスの血筋を引く者(アリオスとジード)しかパルティア神殿に入れなかったことや、九章の最後でアイネアスの血筋であるアリオスとドラゴンスレイヤーの管理者(魂)であるソフィア以外、かげろうの町へ入れなかったことがこれを顕著に示している。
『どんなに努力しても、凡人は選ばれた人間にはかなわない』ということで、悪く言えば人種差別。

-風ザナⅡでは『英雄伝説Ⅲ白き魔女』の影響か、名もなき市井の人間であるメルティナが、ソフィアしか扱えないはずのイシュタルの力を使えるようになるなど、普通の人間が世界を救う偉業に携わる英雄になれるようなシナリオになっている(その代償として、Ⅱ以降ソフィアの存在意義はかなり薄くなった)。

 


・洗面器

-風ザナⅡ三章で船酔いのピュラーのためにアリオスが持ってこようとしたもの。

 


・ソフィア

-風ザナⅠでは六章以降、Ⅱではプロローグのみに登場。

-聖地パルティアの巫女でイシュタルを信仰する者の頂点に立つ人物。イシュタルの加護を受け、クレーネの魔法の力を受けず、また特別な修行もなしに魔法を使える唯一の存在。

-年齢はⅠでは18歳、Ⅱで21歳(CDドラマ ソフィアの誕生日より)。

-Ⅱの時点で、身長160センチ、体重は秘密で、スリーサイズは82・52・86。

-正体はドラゴンスレイヤーの管理者で、ドラゴンスレイヤーの魂となるべく生まれてきた存在。ドラゴンスレイヤーはソフィアが魂として合体・融合することで完全な力を発揮する(・・・はずだったが、Ⅱではルーゴンの力に反応してドラゴンスレイヤーはソフィア様なしに勝手に覚醒する)。

-Ⅱではルーゴンが目覚める影響を受け、イシュタルの力を受け継ぐがゆえに病に倒れてしまう(イシュタルが元気なのを見る限り、もしかしてイシュタルの身代わりにされた感も否めない)。病状が悪化する中、メディアに真相を話してアリオスを助けるよう命じ、病に冒されながらも力を振り絞ってドラゴンスレイヤーと共にメディアをアシュナールへ送った。
ルーゴンが倒され、イシュタルが消滅したことで、ドラゴンスレイヤーの管理者としての宿命から解放され、パルティアの指導者としてだけでなく、人として生きる新たな未来を得た。

-初期設定では『女神イシュタルを祭るパルティア神殿の“神官”で、“クレスの水晶を使わなくても魔法を使う能力”を持ち、“彼女の知る<いにしえの歌>が物語の謎を解く、大きな手がかりとなる”』となっていた(月刊PCエンジン1992年12月号より)。

-人間のいないかげろうの町で生まれたことや、Ⅱのエンディングのイシュタルの台詞『ソフィアには新しい世界・・・人として生きるための新たな未来がもたらされる』からも、ソフィアは人間ではなく、イシュタルの加護を受けた特殊な精霊みたいな存在だったと思われる。

-気高く聡明で上品な性格だが、幼い頃より崇め奉られてきたゆえの誇り高さ(プライドの高さ)も持ち、口答えするピュラーに感情をむき出しにしたり、精霊たちを人質にとったリアラに「許さない」と怒りを向けるなど、ときとして激昂する気性が激しい一面も持っている。

-予知能力を持ち、守役のメディアと心で交信でき、ジードを吹っ飛ばすなど、様々な聖なる力を発揮する。

-ソフィア様にはまだまだ未知の力が眠っている(BYメディア)。

-『ソフィア』とは一般的に『知恵』を意味する。未完成叙事詩に書かれている『パルティアの知恵に導かれ、風の名を持つアイネアスの子孫が現れる』という一節からも、知恵とはソフィアを示していると思われる。

-ⅠのEDの姿を見た一部の心無い人から『サービス精神旺盛』と貶められてる不憫なキャラ。

-Ⅱでは、イシュタルの盾代わりにルーゴン復活の影響を受けて病気に倒れ、回復魔法の専売特許(イシュタルの力の行使権)をメルティナに奪われ、ドラゴンスレイヤーにまで裏切られた、物語中最も扱いが悪い不憫なキャラ。これは路線変更(普通の人間が世界を救う偉業に携われるという、『英雄伝説Ⅲ白き魔女』の影響を風ザナⅡも受けたこと)によるものだが、それをもろに受けたのがソフィアである。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」では、聖剣ドラゴンスレイヤーが祭られている神殿にいたところをエナスに拾われて育てられたという設定。外見はソフィアとピュラーと足して2で割った容姿をしている。性格は温厚。アリオスと出会って親しい間柄になる。正体はイシュタルの意思を受け、この世に生を受けた神の使い。戦いの中でイシュタルから受けた使命と聖剣の核(コア)である自分の本当の姿を思い出し、アリオスに自分の思いを託して、聖剣と同化して消滅した(コミック版では復活はしない)。

 


・ソフィア&メディア

-主従関係で結ばれた巫女と守役。心で交信出来る仲良しペア。

-風ザナのファンブックやゲームガイド収録の漫画では、大半がこの組み合わせが主役、もしくは目立っている漫画が多かった。

 

 

・ソフィアの部屋

-パルティア神殿にあるソフィア様の部屋。部屋の鍵を入手すれば入れる。

-第六章でメディアを仲間にするまでの間に、パルディア神殿のメディアが倒れていた先(アイネアスの銅像が立っている部屋の右の水路に挟まれた細い道の一番手前)を調べると、部屋の鍵を発見でき、ソフィア様の部屋に入れる。

-室内のあちこちを調べることでソフィア様のことに関することが色々わかるが、その反面、清廉潔白なアリオスのイメージが大きく損なわれるので、いろんな意味で残念なイベント。

 


・空から降ってきた娘

-風ザナⅡ二章に登場。カスタ村に空から落ちてきた娘。正体はピュラー。

-カスタ村の人気者になり、村の老婦人が気に入って一緒に暮らそうとまで言われたが、森へ出かけたまま行方不明になってしまった。

-若いのに働き者で、失敗も多かったがそこが可愛かった(村人談)。

 


・空映えの大湖

-風ザナⅡ四章に登場。エクトラの町の水源ともなっている湖。晴れた日は湖面に空を映すので、この名がついた。

 


・そら豆のスープ

-ローランディア号のメニューの一つ。

 

 

sophiasama.hatenablog.com

 

 

【参考資料】
風の伝説ザナドゥ(ゲームソフト&取扱い説明書)
風の伝説ザナドゥⅡ(ゲームソフト&取扱い説明書&ゲームトラックに収録のドラマ)
PCエンジン関連雑誌に掲載された情報
・マル勝Falcom
風の伝説ザナドゥ スペシャルファンブック
風の伝説ザナドゥ 体験CD-ROM付き ゲームガイド

風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer
風の伝説ザナドゥⅡ-The Last Dragon Slayer-企画説明書

・CDドラマ 風の伝説ザナドゥ
・CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ ヒロインたちの誕生日

・CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス