風の伝説ザナドゥ用語集:た行



TARAKOファルコムぴーひゃらら

-ファルコムのラジオ番組。パーソナリティはTARAKO川菜翠(現在のKAORI)が務めていた。

-ぽっぷるメイルや白き魔女、風ザナ等、様々なファルコム作品のラジオドラマがオンエアされていた。

 


・ダイソン

-風ザナⅡ四章に登場。エクトラの町の町長を務めている紳士で、アシュナール一の金持ち。エクトラの町の奥に広大な屋敷をかまえる。シェリルとメリルの二人の娘がいる。

-子供の頃から苦労して豪商として成功した努力家。

-「地には平和を、人には愛を、商業には流通を‥‥」が口癖。

-悩みの種は娘の結婚問題で、自分の財産目当てで娘のシェリルに結婚を申し込む男性が後を絶たないこと。

-地図をくれたり、倉庫に旅の役に立ちそうな物があったら自由にもっていっていいと言ったりと、ドラゴンスレイヤー英雄伝説Ⅱの成金ジェラルドと違い本当に良い人。

 


ダイモス

-アリオスの忠実な部下。その剣の技は、イシュタリア中で右に出る者がいないという。無敵将軍の異名を持つ。性格は真面目で頑固。

-左遷されたアリオスの後を追うため、表向きは王都の将軍の娘に手を出そうとして辺境に飛ばされたということにして、同じく左遷され、共にモンスター討伐に向かった。

-風ザナⅠではプロローグから(仲間に加わるのは一章から)、Ⅱでもプロローグから登場。だがどちらもストーリーが進むにつれて、アリオスとの別行動が多くなる不憫なお方。

-Ⅰではプロローグでアリオスを逃がすため離れ離れになってしまい、最後はモンスターに捕まってしまう。その後、絶望の洞窟に囚われているところをアリオスとリュコスに助けられ、再び行動を共にする。

-Ⅰの戦いの後、イシュタリア自由戦士団を結成したアリオスと共に、人々をモンスターの残党や盗賊から守るため、戦いを続けていた。リュコスを探すべく新大陸に向かうアリオスに伴って、共にアシュナールへと渡った。

-ドラマCDではアリオスへの愛が暴走。アリオスを連れ去り、二人で静かに暮らそうとする等の騒動を起こした。
ムコルファの塔で住み込みながらアリオスと草刈りをして暮らしていたが、追いかけてきたリュミナ、ソフィア、ピュラーたちと口論の最中に、塔が崩壊し、そのショックで記憶喪失となってしまう。ダイモスはアリオスのことを忘れて、アレスが自分の主君であると思い込み、アリオスを拒絶してアレスを追って去ってしまう。そんなダイモスを見てショックを受けたアリオスは、ダイモスへの愛を呟きながらダイモスを追いかけて去ってしまい、ソフィアたちは失恋してしまった。

-色々あったが、アリオス争奪戦で最後に勝ったのはダイモスである。

-アリオス命の旦那(リュコス談)。

-Ⅱの時点で、年齢30歳。身長192センチ、体重84キロ。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」でも、イシュタリア1の剣の腕前を持つアリオスの右腕的な存在。しかし少々頼りない性格をしている。邪竜ダルダンディスとの戦いでは、クレーネ・ジュエルを壊せというアリオスの言葉に躊躇するものの、自分が未来に欲しいものは魔法ではなくメディアとの未来だと悟り、クレーネ・ジュエルを破壊し、アリオスと共に邪竜ダルダンディスを倒した。最後はメディアと結ばれた。

 


タキオンアロー

-風ザナⅡボス戦闘でのメディアの最終奥義。

-気合いとともに、光のエネルギーを帯びた強力な矢を素早く5連射する攻撃。矢のスピードも通常より速くなっているので当てやすい。

-コマンドは、下、右斜め下、右横、右斜め下、下+Ⅱボタン。

 


・ダクル地区

-ギムノス国にある地区。町では人攫い騒動が起き、騒然としている。

 


・ダリルメリヤム

-風ザナⅡ終章のボスの一体。ヴァルトとネフェル、ヴィーゴルデウスの後で戦うことになるボス。剣から波動を放ちアリオスが近づくと大ジャンプで逃げる。

 


・ダルダンディス

-風ザナⅠ終章のボス。千年前、クレーネ・ジュエルを携え異世界から飛来した邪竜。

-千年前イシュタルからドラゴンスレイヤーを授けられたアイネアスによって倒されたが、クレーネの力を借りて現代に復活した。

-千年前ダルダンディスはその力の大半をクレーネ・ジュエルから得ていたため、クレーネを失ったダルダンディスはアイネアスの敵とはなりえず敗れた。

 


・ダンバー

-風ザナⅠ序章に登場。ポルダ村に住む男。新種の酒を北の洞窟に隠したことで、ヴォーミットが目覚めるきっかけを作ってしまった。

 


・チーム

-通常のRPGよりも、より「仲間」という意味合いが強いため『風の伝説ザナドゥ』ではパーティのことをチームと表現する(月刊PCエンジン1993年1月号より)。

 


・チコ

-風ザナⅠ三章に登場。ビスキオ村の子供。レオナルドの息子で、チッタの兄。

 


・チッタ

-風ザナⅠ三章に登場。ビスキオ村の子供。レオナルドの娘で、チコの妹。

 


・治癒術

-風ザナⅡでピュラーが使った魔法。しかし回復魔法の専門であるソフィアの力には及ばず、重傷のリュコスを救うほどの効果はなかった。

 


・テオ

-風ザナⅠ序章に登場。ポルダ村に住んでいた酒職人の青年。今は北の山奥の炭焼き小屋でひっそりと暮らしている。カスタ村のメリナとは相思相愛。

-メリナとは港で出会い、最初は反目しあっていたが、同じ酒造りとして心が通じ、愛し合うようになった。2つの村が同じ酒を造れば争うこともなくなると思い、みんなに隠れてメリナと会っては、新種の酒の製法を研究していた。だが酒が完成した夜、運悪くダンバーに見つかり、村長からは新酒はポルダ村の専売にしようと言い出されてしまう。メリナのこともすべて話してカスタ村と協力するように言ったが聞き入れられず、周囲に見張られていてメリナにも会えなくなり、炭焼き小屋に引きこもった。

-新種の酒がきっかけで起こったニコラの事件で、アリオスに協力してくれるようになり、その後も度々助けてくれる。ヴォーミットが倒されて村同士が和解した後、メリナとの仲を晴れて認められた。

-子供が生まれたらアリオスと名づける予定。

 


・デリカシー

-アリオスに不足しているもの。

 


・テレの葉

-あらゆる魔法を無効にする力がある葉っぱ。

 


・転送術

-ピュラーの魔法の一つ。

-風ザナⅡでソフィアがメディアをアシュナールに転送していたことから、ソフィアも転送術を使えると思われる。

 


・転送板

-パルティア神殿の2階にある仕掛けの一つ。ソフィア以外の人間が自由に出入りできないための仕掛けで、ソフィアがいないと作動しない。

-見た目は青い板だが、その上に乗ると別の場所に転送される。ソフィアだけを判別して作動するようになっている装置。

 


・トゥーン

-風ザナⅠ四章に登場。アイネアス以前、アイマ地区にいた女神で、地方の守り神として昔から崇められていたが、時々眠り病を送ったりするなど、人々を困らせていた。アイネアスが邪竜を倒した後、眠り病と共にいなくなった。

-風ザナⅠ四章のボス。ヘルガが信仰する女神だが、正体は千年前アイネアスに封印されたモンスターで、アイマ村に眠り病を広め、呪いをかけた張本人。

-体は移動することなく、ただ攻撃をしかけてくる。猛毒を吐き、半透明の球体を飛ばす。

 


・トゥーン神殿

-風ザナⅠ四章に登場する。荒廃した神殿。この奥深くにトゥーンが待ち構えている。

 


・ときめきアシュナール

-風ザナⅡ四章のアリオス&シェリルのイベントの名前。別名『アリオスの夜這いイベント』。

-シェリルに夜這いに行くのはメディアを仲間に加えてからも可能(リュコスの寝姿の代わりにメディアの寝姿についてのメッセージが見れる他、翌朝の仲間のメッセージも変化)。しかしこの場合、リュコスが苦しんでいるのに呑気に夜這いに行くという、まさにとんでもない暴挙である。

 


・ドクサ自治区

-イシュタリアの西端に位置しているマクリア国の自治区の一つ。アリオスはここでヴォルフ(リュコス)と出会った。

 


・年上のヒロイン

-ファルコム作品に多く登場する、ファルコム作品の名物の一つ。代表ヒロインはイースのフィーナ、レア等。

-風ザナではソフィア様を筆頭に、ピュラー、メルティナ、メディア・・・大半がアリオスより年上である。

 


・扉の司

-パルティア神殿の神官の役職の一つ。扉の司の祈りだけが、パルティア神殿の扉を開けることができる(ソフィアとメディアは例外)。

-プロスタはこの役職を務めていた。

-扉の司を任命する儀式には、アイネアスの血筋であるアリオスであっても、男性が同席することはできない。

 


ドラゴンスレイヤー

-イシュタルが作り出した聖なる剣。

-ドラゴンスレイヤーの管理者であるソフィアが魂となって合体・融合することで完全な力を発揮する・・・はずだったが、Ⅱではルーゴンの力に反応して勝手に覚醒する謎の聖剣。

 


・鶏肉のクリーム煮

-ローランディア号のコック長の新作料理。

 


・トリュフ

-風ザナⅠ八章に登場。超スペシャル高級料理の材料で、地下に埋まっているキノコ。

 


・トンビじいさん

-風ザナⅠ五章に登場。本名はミラン。みんなから『トンビじいさん』と呼ばれている変わった人。いつも他人の弱味につけ込んで、酒場のツケを肩代わりさせるという手口を使っている。

-トンビじいさんの一族は先祖代々穴掘りのプロフェッショナル(本人談)。

-フクロウじいさんとカラスじいさんの弟。

 

 

sophiasama.hatenablog.com

 

 

【参考資料】
風の伝説ザナドゥ(ゲームソフト&取扱い説明書)
風の伝説ザナドゥⅡ(ゲームソフト&取扱い説明書&ゲームトラックに収録のドラマ)
PCエンジン関連雑誌に掲載された情報
・マル勝Falcom
風の伝説ザナドゥ スペシャルファンブック
風の伝説ザナドゥ 体験CD-ROM付き ゲームガイド

風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer
風の伝説ザナドゥⅡ-The Last Dragon Slayer-企画説明書

・CDドラマ 風の伝説ザナドゥ
・CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ ヒロインたちの誕生日

・CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス

 

風の伝説ザナドゥ用語集:さ行



・砂糖菓子

-ローランディア号のメニューの一つ。ダイモスの好きな食べ物。

 


ザナドゥハウス

-マル勝PCエンジン誌上で連載されていた風ザナのファンページ。キャラ紹介に描き下ろしイラストや4コマ漫画などかなり充実した内容だった。

 


ザナドゥまるかじり

-「メルティナの部屋」と並んで、PCEngineFANにて連載されていた風ザナⅡの連載コーナー。次第に併設の「メルティナの部屋」に押されていく形になった。

 


・呪話器

-風ザナⅠ三章に登場。ビスキオ村の村長ペパーノが使っている魔法具。現代で言う電話のような物と思われる。魔法が使えなくなって使用できなくなった。

 


・サランダの峰

-ギムノス国にある峰で、邪竜の骨とドラゴンスレイヤーがある。

-死火山と休火山から構成されていて、現在休火山の方は安定しているが、アリオス以外の人物がドラゴンスレイヤーを抜くと噴火するとのことで、ガレオスたちは万一に備えて廃坑をシェルターに改造していた。

 


・ザ・レジェンド オブ ザナドゥ~風の物語~

-風ザナの制作発表時の初期段階での作品名。後に現在の「風の伝説ザナドゥ」に変更になった。

 


・サンジュ村

-風ザナⅠ二章に登場する、マクリア城の南西にある村。村長マイムはモレノ宰相と親しい仲。

 


・サンダーパトロナージ

-風ザナⅡ第一章のボス。黄金の砂海に棲む巨大な砂虫の一種で、砂を体内に取り込み、その中の微生物や昆虫を捕食している。縄張りに侵入するものを激しく攻撃することから、砂漠の守護者とも言われるモンスター。

 


・サン・ボヌール

-風ザナⅠ五章に登場。ブローヌ村の奥に山荘をかまえる伯爵。

王都から逃げてきた際負傷し、モンスターの毒に侵されていたが、アリオスたちの尽力によって命を救われた。

-レジスタンス結成を呼びかけるなど、一見立派な人物に見えたが、本性は違った。自分が戦うことは考えず、自分は安全な場所にいて、「平和のためには命を惜しむな」と他人を戦場に送り込むような男だった。ヌースにその正体を暴かれ、従者と共に姿を消した。

 


ジー

-風ザナⅠ七章から登場。本名ジード・アイネアデス。アリオスよりも12年も早く生まれたアイネアス一族の嫡子で、アリオスの実の兄。
邪竜ダルダンディスの部下だが、ドラゴンスレイヤーを己の物にして、ダルダンディスにとって代わろうと企む。四風神をも凌駕する力の持ち主。

-自分たちアイネアスの一族を辺境の里へ追いやった人間たちを粛清し、アステル王朝を復活させることを誓ったが、長老たちにアイネアスの遺志にそぐわぬ者として一族から追放された。その時から、ただ力だけを求めるようになった。

-ドラゴンスレイヤーのことをソフィアから聞き出すためにパルティア神殿に攻め込み、阻もうとするメディアに金縛りの魔法をかけた張本人。だがソフィアが墓所に逃げ込んだため、パルティア神殿をアレハンドラに任せて撤収した。
七章でドラゴンスレイヤーを真のものにするにはソフィアの力が必要だと気づき、ソフィアを連れ去り氷の塔に監禁して、ドラゴンスレイヤーを覚醒させようとした。
十章ではリアラの手引きでかげろうの町に攻め込む。アリオスと戦い敗れたことで己の過ちを悟り、アリオスに看取られて亡くなった。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」でも、アリオスの実兄というポジションは変わらない。聖剣ドラゴンスレイヤーの後継者にふさわしくないと長老に疎まれて、アリオスを殺そうとした罪で一族を追放されたという設定。野心家だが、潔いところも持つ一匹狼タイプな性格。アリオスに代わって聖剣を引き抜き、ダルダンディスに立ち向かうものの、返り討ちにあう。

死の間際、一族を追われた時長老の命令で自分を殺しに来た父親に助けられたこと(ジードを生かすためにわざと剣を避けずに傷を負った)、『アリオスの未来を守る』という父親との約束を話し、約束も果たせて満足したと言い残して亡くなった。

 


・シードスパイラル

-風ザナⅡ第二章のボス。他の生物を取り込んで細胞を増殖させ、成長していく生命体。体内に様々な生物を寄生させているらしい。強い日光に長時間さらされると死んでしまう。

 


ジーバン

-風ザナⅠ一章に登場。ドクサの情報屋で、ビカラの屋敷の周りにいたホームレス。王都に行きたいが為にリュコスの身代わりになる。

-二章では、王都への護送の途中で、マクリア城の牢屋に入れられている。

-七章にも登場。王都に護送されるはずがギムノス送りになってしまい、看守にこき使われている。

 


・シールドリストレット

-風ザナⅡ六章で入手できる隠しアイテム。町の南の加工場跡に落ちている。

-第五章で同じ場所を調べても手に入らないので要注意。

 


シェリ

-風ザナⅡ四章に登場。エクトラの町長ダイソンの娘。アリオスとよくぶつかる。

-3回ぶつかったのが縁でアリオスに一目惚れ(?)。素性の知れない男(アリオス)に自室の鍵を渡して誘うことから、本当に大胆で危ないお嬢様。

-いきなりアリオスを夜這いに誘うなど世間知らずと思いきや、父親の仕事を手伝っていて賢く聡明(冒険家ガイ談)。

-年寄りにまでも優しくしてくれる本当によくできた娘で、今の暮らしは窮屈だと思っている(いずれも町の人の証言から)。

-シェリルと妹のメリルは美人姉妹として、エクトラの町では評判である。

-『私だと思って、大事にしてくださいませ』の台詞からして、『アリオス様の気が変わったのでしたら、私はいつでもOKですわ』という気持ちがひしひしと感じられる。アリオス、この際アシュナールへ戻ってシェリルと結婚してください。

 


シェリルの部屋

-風ザナⅡのプレミアムシナリオで登場。書庫の隠し部屋の奥にあるシェリルの部屋。シェリルによる風ザナのキャラクターを使った性格占いが楽しめる。

-シェリルの新たな一面が見れる場所で、シェリルファンは必見。アリオスに直接話し掛けられたときの態度や、語尾にやたらとハートマークをつける様子からして、シェリルの恋愛にノリノリな性格や、『アリオス様、私はいつまでも待ってますv』な気持ちがよく伝わってくる。アリオス、アシュナールへ戻ってシェリルと添い遂げてください。

 


シェリルの部屋のカギ

-シェリルの落し物その3。小さな鍵。

 


・ジギタル

-魔法使いなら常備する薬草。本来は心臓の薬となるが、面白い副作用(利尿作用)がある。

-ソフィアが知っていたことから、ソフィアが魔法の知識について詳しく、ソフィアの賢さがさりげなく判明したアイテム。

 


・じじばば税

-ビカラがミゼール村の年寄りから取り立てている税金。

 


・シスター

-イシュタルに仕える聖職者で、俗界に身を置いている者たち。

-聖地パルティアの決定により、アリオスを守るようマザーから厳命を受けている。アリオスが戦いに敗れたときは復活させてくれたり、ベッドを貸してくれたりと、24時間営業でアリオスを助けてくれる最大のパートナー。

-マザーやシスターは俗界に身を置く者なので、聖地のことは神官にしかわからない(フィリア談)。

 


・シックネス・ソウル

-風ザナⅡ三章のボス・マーダラデプトが守っている宝石で、『7つの魂』の一つ。

 


・シド

-風ザナⅠ序章に登場。カスタ村に住む男。マットと共にポルダ村が隠した新種の酒の酒樽を壊して酒を洞窟内にぶちまけたことで、ヴォーミットが目覚めるきっかけを作ってしまった。

 


・しとね島

-風ザナⅠ四章に登場する小さな島。島の真中に石で作ったベッドのような祭壇がある。祭壇に眠り病になった者を眠らせることでトゥーン神殿に行ける。

 


シノン

-風ザナⅠ十章に登場。四風神に仕える小姓。北風の剣を持っている。

 


・四風神

-風ザナⅠ九章から登場。かげろうの町のリーダー的存在。四方を統べる風。北風、東風、西風、南風の四人。

-エレミア国には彼らを祭った四風殿がある。

 


・四風殿

-風ザナⅠ九章に登場。エレミア国にある小神殿で、東西南北の4ヶ所がある。アイネアス以前に建てられ、四方の風(四風神)を奉ったものと言われている。

 


・シャイニングブレス

-風ザナⅡボス戦闘でのメルティナの最終奥義。

-足元から真上に向かって光を発射する攻撃。

-コマンドは、上、右斜め上、右横、右斜め下、下+Ⅱボタン。

 


・週刊パルティア

-ソフィアの部屋の本棚にある本。

 


・終末の玉座

-風ザナⅡ終章に登場。暗黒の島レグナスにある縦穴であり、この縦穴の底に建っている複雑に入り組んだ不気味な城の最下層で、アーグは破壊神を復活させようとしている。

 


・衝気波

-ピュラーが暴走するアルゴスを気絶させるのに使った初歩の魔法。

 


・神官

-パルティア神殿でイシュタルに仕える聖職者たち。シスターとは違う立場にある。

-ソフィアとメディアを除いた神官には位とは別に各々の役割があり、その役割に応じた力を与えられている。

-神官に与えられている各々の役割は自然の役割のようなものである。
例えば、雷の神は太陽の神より位が上だが太陽を運ぶことはできず、たとえ格下の神であっても太陽の神にしかできない役割がある。同様に、パルティア神殿の扉を開けられるのは『扉の司』の役割を担っているプロスタだけである。そして太陽が一つしかないのと同じく、『扉の司』も一人しか存在できず、 プロスタが生きている限り、別の者が『扉の司』の力を得ることはできない。

-Ⅱのエンディングでイシュタルが消滅したことで、ソフィア同様神官たちにもイシュタルから与えられた力を失う等の変化があったと推測されるが、ゲーム中でそこまで語られることはなかったため実際のところどうなったのかは不明(ドラマCDで神官プロスタが王都までダイモスにプレゼントを届けに来ていたことからも、皆あけっぴろげになったと思われる)。

 


水晶宮

-風ザナⅡ五章に登場。かつてアシュナールでイシュタルを信仰していた少数の者達が造ったらしい神殿(パルティア神殿とは比較になりませんが(^^;))。

-アシュナールにおけるイシュタルの聖域で、水晶渓谷の一番奥にあり、ひときわ大きい水晶の柱が二つ並んでいる場所。

-ここでメルティナはイシュタルから力を授けられ、ソフィア様同様の力を扱えるようになったが、これによってソフィアの存在意義が薄くなったのは否めない。

 


・水晶渓谷

-風ザナⅡ五章に登場。ミレーナの町の北にある渓谷。この奥にイシュタルを奉る水晶宮がある。

 


・水竜亭

-風ザナⅡ一章と三章に登場。ラザンの港町にある小さな酒場。メルティナとその両親が経営している。

-メルティナはここで歌姫をしている。

 


・スーリの宿場

-風ザナⅠ二章に登場する村。

 


・スーパーピュラー

-PC-EngineFANでのタイムアタック企画で、イシュタルにスターワンドを与えられてパワーアップしたピュラーの呼び名。

-タイムアタック企画では彼女の力なくしては上位にランクインすることは不可能だった。まさに最強・無敵のため、風ザナ最強と呼び声が高い。

 


・スズキのムニエル

-ローランディア号のメニューの一つ。

 


・スターワンド

-風ザナⅡ五章に登場。イシュタルがメルティナに力を授けたついでにピュラーに与えた魔法の杖。これによってピュラーは魔力がパワーアップした。

 


・スティングブレイド

-アリオスの攻撃技。下から剣を振り上げて斜め上に攻撃する。技の間は無敵状態。

 


・ストームフライエル

-風ザナⅡ序章のボス。ガーゴイルのような外観を持った使い魔的な存在のモンスター。

-モンスターたちの使い魔的存在で、空中を自在に飛び回って攻撃してくる。2匹1組で行動することが多く、危機になると相方を呼ぶ習性がある。水中でも活動できるようである。

 


・スプレッドフレイム

-風ザナⅡボス戦闘でのピュラーの最終奥義。

-強力な炎の弾を発射。もう一度Ⅱボタンを押すと、炎が分裂する。手元で炎をためているときから攻撃力があり、その間は無敵。

-コマンドは、下、右斜め下、右横、右斜め上、上+Ⅱボタン。

 


・スライディング

-リュコス、ピュラー、メルティナの攻撃技。

-リュコスはまさにちゃんとしたスライディングだが、ピュラーとメルティナの場合頭から突っ込む感じでこけてるようにも見える。

 


・スライム(モンスター)

-風ザナⅠ序章に登場。アリオスがイクティア島にいる間だけ仲間にできるモンスター。マリンブルー色のゲル状スライム。

 


・スライム(名前)

-アリオスの考えるスライムの名前その4。やっぱりフツーの名前がいいかな?という理由から思いついた。

 


・世紀の二枚目

-風ザナⅠ六章で、リュコスがソフィアに出会ったときに名乗った自称の一つ。

 


・聖女

-イシュタルを信仰するものの頂点、パルティア神殿の指導者である巫女を示す。当代はソフィア。

-聖女は任命された日、継承日をもって生誕とされる(ソフィア談)。つまり風ザナⅠでのソフィアの実年齢は18歳だが、聖女としての年齢は15歳(3歳の時に聖女の役目を継承したため)。

 


・聖なる迷宮

-風ザナⅠ六章に登場する。パルティア港からパルティア神殿に向かう途中にある迷路状の道。

 


・精霊の涙

-幻惑の洞窟へ行く途中にある北の森に漂っている白い蒸気のようなもの。樹木が発する精気で、毒を中和することができる。銀の小ビンで集めることが可能。

 


・セーナ

-風ザナⅠ六章に登場。パルティア神殿の神官の一人。プロスタが還俗した後、扉の司となった。

 


・ゼーレの花

-夜明け前の数時間しか咲かない花。一度摘んでも翌朝にはつぼみをつけ、その次の朝にはまた花開く。

-花言葉は「真実を見通す」(花売り娘ルーシア談)。

-ゼーレの花で作った香を焚けば、見えないモンスターを見ることができる。

 


・設定

-生きているものであり、その作品の続編が出たり、シリーズが進むに連れて変わっていくもの。

-作品によっては、人気があるからと安易に続編を作ったり、シナリオライターが変わったりして、安易な後付け設定がつけられたり、元ある設定がなかったことにされたり婉曲された結果、設定に多くの矛盾が出てきて、最悪ダメシナリオとなってしまう作品も少なくない。

 


・絶望の洞窟

-風ザナⅠ一章に登場する。クロロスの村の東にある洞窟で、ダイモスが幽閉されている場所。奥にはメイドーブルが待ち構えている。

 


・ゼナ

-風ザナⅠ二章に登場する。マクリアの将軍。義に厚い歴戦の勇者でもある。アリオスとは顔なじみ。

-マクリア城内での文官と武官の対立、モレノ宰相がアルコン王の父親ということもあり、武官の頂点でありながらその立場は弱い。

 


ゼノビア

-風ザナⅠ六章に登場する。パルティア神殿の大神官。メディアの魔法によって、他の神官たちと共に神殿から出されて、ニクスの洞窟に隠れている。

-プロスタを毒殺してでもソフィアの命を優先しようとするなど、シビアで冷酷な一面も持つ、ソフィア至上主義。

-パルティア神殿に入って85年のキャリアを持つ。

 


・セランの村

-風ザナⅡ序章に登場する漁村。漁業でなりたっている。

 


・セルフ・ソウル

-風ザナⅡ四章に登場する。ファグス山の頂上に安置されていた『7つの魂』の一つ。

 


・先駆者

-遥かな昔、世界を創造した者。この世界を去るとき、二人の神(破壊神ルーゴンと女神イシュタル)を遺した。

-風ザナワールドの創造主。

 


・専売特許

-ソフィアの回復魔法がこれにあたる。Ⅱではメルティナも使えるので、専売特許ではなくなり、ソフィアの存在意義はかなり薄くなってしまった。

 


・選民

-特定の集団(民族、宗教の信者)が自分たち自身を神や血統などの独自性に着目して選ばれた特別な存在と規定すること。またはそれを標榜している集団。選民思想とは、人々を目的の達成へとより激しく駆り立てる、自分が重要な存在であると認識する感覚である。

-風ザナⅠでの基本的なコンセプトであり、設定概念。
六章で女性とアイネアスの血筋を引く者(アリオスとジード)しかパルティア神殿に入れなかったことや、九章の最後でアイネアスの血筋であるアリオスとドラゴンスレイヤーの管理者(魂)であるソフィア以外、かげろうの町へ入れなかったことがこれを顕著に示している。
『どんなに努力しても、凡人は選ばれた人間にはかなわない』ということで、悪く言えば人種差別。

-風ザナⅡでは『英雄伝説Ⅲ白き魔女』の影響か、名もなき市井の人間であるメルティナが、ソフィアしか扱えないはずのイシュタルの力を使えるようになるなど、普通の人間が世界を救う偉業に携わる英雄になれるようなシナリオになっている(その代償として、Ⅱ以降ソフィアの存在意義はかなり薄くなった)。

 


・洗面器

-風ザナⅡ三章で船酔いのピュラーのためにアリオスが持ってこようとしたもの。

 


・ソフィア

-風ザナⅠでは六章以降、Ⅱではプロローグのみに登場。

-聖地パルティアの巫女でイシュタルを信仰する者の頂点に立つ人物。イシュタルの加護を受け、クレーネの魔法の力を受けず、また特別な修行もなしに魔法を使える唯一の存在。

-年齢はⅠでは18歳、Ⅱで21歳(CDドラマ ソフィアの誕生日より)。

-Ⅱの時点で、身長160センチ、体重は秘密で、スリーサイズは82・52・86。

-正体はドラゴンスレイヤーの管理者で、ドラゴンスレイヤーの魂となるべく生まれてきた存在。ドラゴンスレイヤーはソフィアが魂として合体・融合することで完全な力を発揮する(・・・はずだったが、Ⅱではルーゴンの力に反応してドラゴンスレイヤーはソフィア様なしに勝手に覚醒する)。

-Ⅱではルーゴンが目覚める影響を受け、イシュタルの力を受け継ぐがゆえに病に倒れてしまう(イシュタルが元気なのを見る限り、もしかしてイシュタルの身代わりにされた感も否めない)。病状が悪化する中、メディアに真相を話してアリオスを助けるよう命じ、病に冒されながらも力を振り絞ってドラゴンスレイヤーと共にメディアをアシュナールへ送った。
ルーゴンが倒され、イシュタルが消滅したことで、ドラゴンスレイヤーの管理者としての宿命から解放され、パルティアの指導者としてだけでなく、人として生きる新たな未来を得た。

-初期設定では『女神イシュタルを祭るパルティア神殿の“神官”で、“クレスの水晶を使わなくても魔法を使う能力”を持ち、“彼女の知る<いにしえの歌>が物語の謎を解く、大きな手がかりとなる”』となっていた(月刊PCエンジン1992年12月号より)。

-人間のいないかげろうの町で生まれたことや、Ⅱのエンディングのイシュタルの台詞『ソフィアには新しい世界・・・人として生きるための新たな未来がもたらされる』からも、ソフィアは人間ではなく、イシュタルの加護を受けた特殊な精霊みたいな存在だったと思われる。

-気高く聡明で上品な性格だが、幼い頃より崇め奉られてきたゆえの誇り高さ(プライドの高さ)も持ち、口答えするピュラーに感情をむき出しにしたり、精霊たちを人質にとったリアラに「許さない」と怒りを向けるなど、ときとして激昂する気性が激しい一面も持っている。

-予知能力を持ち、守役のメディアと心で交信でき、ジードを吹っ飛ばすなど、様々な聖なる力を発揮する。

-ソフィア様にはまだまだ未知の力が眠っている(BYメディア)。

-『ソフィア』とは一般的に『知恵』を意味する。未完成叙事詩に書かれている『パルティアの知恵に導かれ、風の名を持つアイネアスの子孫が現れる』という一節からも、知恵とはソフィアを示していると思われる。

-ⅠのEDの姿を見た一部の心無い人から『サービス精神旺盛』と貶められてる不憫なキャラ。

-Ⅱでは、イシュタルの盾代わりにルーゴン復活の影響を受けて病気に倒れ、回復魔法の専売特許(イシュタルの力の行使権)をメルティナに奪われ、ドラゴンスレイヤーにまで裏切られた、物語中最も扱いが悪い不憫なキャラ。これは路線変更(普通の人間が世界を救う偉業に携われるという、『英雄伝説Ⅲ白き魔女』の影響を風ザナⅡも受けたこと)によるものだが、それをもろに受けたのがソフィアである。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」では、聖剣ドラゴンスレイヤーが祭られている神殿にいたところをエナスに拾われて育てられたという設定。外見はソフィアとピュラーと足して2で割った容姿をしている。性格は温厚。アリオスと出会って親しい間柄になる。正体はイシュタルの意思を受け、この世に生を受けた神の使い。戦いの中でイシュタルから受けた使命と聖剣の核(コア)である自分の本当の姿を思い出し、アリオスに自分の思いを託して、聖剣と同化して消滅した(コミック版では復活はしない)。

 


・ソフィア&メディア

-主従関係で結ばれた巫女と守役。心で交信出来る仲良しペア。

-風ザナのファンブックやゲームガイド収録の漫画では、大半がこの組み合わせが主役、もしくは目立っている漫画が多かった。

 

 

・ソフィアの部屋

-パルティア神殿にあるソフィア様の部屋。部屋の鍵を入手すれば入れる。

-第六章でメディアを仲間にするまでの間に、パルディア神殿のメディアが倒れていた先(アイネアスの銅像が立っている部屋の右の水路に挟まれた細い道の一番手前)を調べると、部屋の鍵を発見でき、ソフィア様の部屋に入れる。

-室内のあちこちを調べることでソフィア様のことに関することが色々わかるが、その反面、清廉潔白なアリオスのイメージが大きく損なわれるので、いろんな意味で残念なイベント。

 


・空から降ってきた娘

-風ザナⅡ二章に登場。カスタ村に空から落ちてきた娘。正体はピュラー。

-カスタ村の人気者になり、村の老婦人が気に入って一緒に暮らそうとまで言われたが、森へ出かけたまま行方不明になってしまった。

-若いのに働き者で、失敗も多かったがそこが可愛かった(村人談)。

 


・空映えの大湖

-風ザナⅡ四章に登場。エクトラの町の水源ともなっている湖。晴れた日は湖面に空を映すので、この名がついた。

 


・そら豆のスープ

-ローランディア号のメニューの一つ。

 

 

sophiasama.hatenablog.com

 

 

【参考資料】
風の伝説ザナドゥ(ゲームソフト&取扱い説明書)
風の伝説ザナドゥⅡ(ゲームソフト&取扱い説明書&ゲームトラックに収録のドラマ)
PCエンジン関連雑誌に掲載された情報
・マル勝Falcom
風の伝説ザナドゥ スペシャルファンブック
風の伝説ザナドゥ 体験CD-ROM付き ゲームガイド

風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer
風の伝説ザナドゥⅡ-The Last Dragon Slayer-企画説明書

・CDドラマ 風の伝説ザナドゥ
・CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ ヒロインたちの誕生日

・CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス

 

 

風の伝説ザナドゥ用語集:か行



・カール

-風ザナⅠ四章に登場。東アイマ村の漁師。姉のヨハンナと二人暮らしをしている。姉思いでいきがいい若者。モンスターが出没するようになって漁師たちが漁に出ない中、カールだけはモンスターを怖がらないで漁に出ている。

-姉のヨハンナが眠り病にかかった事件がきっかけでアリオスに協力するようになり、船でアイマ地区の様々な場所に連れて行ってくれる。

 


・ガイ

-風ザナⅡ四章に登場。船員酒場にいる冒険家。

 


・海底洞窟

-風ザナⅡ五章から登場するダンジョン(アリオスたちが実際に入るのは六章から)。ミレーナの町の南に入り口がある。

-自然にできたものらしいが、暗黒の島からのモンスターがミレーナの町に入ってこないように扉を作って閉鎖していた。

 


・かげろうの町

-風ザナⅠ十章に登場。ドラゴンスレイヤーについての伝承が残る町であり、はるか悠久の彼方より女神イシュタルを守り続けた町。

-砂と灼熱の嵐に覆われたエレミアの国にある町。地上になく地平線に揺らめくかげろうのように天空を漂っている。イシュタルの住む場所であり、アイネアスの故郷であるとも言われている。

-ここでソフィアの宿命が明かされる。ソフィアにとっては生まれた町であり、故郷でもある。

-Ⅱのエンディングでイシュタルが消滅したことで、ソフィア同様かげろうの町に住む四風神や精霊たちにもイシュタルから与えられた力を失う等の変化があったと推測されるが、ゲーム中でそこまで語られることはなかったため実際のところどうなったのかは不明。

 


・カコース

-風ザナⅠプロローグと二章に登場。辺境のモンスター討伐に赴いたアリオスの前に立ちはだかったモンスター。二章ではマクリア王国の王子レオンをさらい、アリオスをおびき出す罠を仕掛ける。

-アリオスの三倍はありそうな体躯の持ち主で、そこから振り下ろされる剣は脅威。

-しかし、王都のモンスターたちに比べればしょせんは雑魚(リュコス談)。

 


・カシス村

-風ザナⅡ二章に登場。深い森の中にある、女性だけの村。樹海からの胞子が雪のように降っている。最近は空から娘が落ちてきたとかでけっこう騒がしくなっている。

-最初は男もいたらしいが、みんないなくなってしまったらしい。厳しい自然の中では女性が適応しやすいからというのが村人の意見。

 


・カジム

-風ザナⅠ一章に登場。悪戯好きの森の精霊。見た目は10歳ぐらいに見えるが実はもう300近いという。

-人間嫌いで最初はアリオスへの協力を拒むが、傲慢さからイシュタルに罰を受けて(折檻されて)しまう。結局、アリオスに力を貸し、ダイモス救出を手伝った。

 


・カスタ

-昔ヴォーミットとその手下を封印した怪力の兄弟の兄。カスタ村を作った人物。

 


・カスタ村

-風ザナⅠ序章に登場する。イクティア島にある村で、カスタという怪力の英雄が作った村。ブドウ酒なら右に出るものがいない酒職人たちが住んでいる。同じくイクティア島にあるポルダ村とは昔からことごとく対立している。

 


・カスパー

-風ザナⅠ二章に登場。グリコス港の水夫で、ギャスパーと共に貴婦人(エレーニ王妃)に絡んでいたチンピラ。アリオスたちにあっけなく撃退される。

 


・風ザナ

-風の伝説ザナドゥの略称。

-『ザナドゥ』でも決して間違ってはいないと思うが、『ちゃんと「ザナドゥ」と「風の伝説ザナドゥ」を区別して欲しい』と気を悪くするファンもいるので要注意(ファルコムショップの寄せ書きノートのコメントから)

 


・風の竪琴

-風ザナⅠ九章に登場。四風神の試練に打ち勝ったとき、完成するアイテム。風の竪琴を奏でたとき、かげろうの町が天空より飛来する。

 


・風の伝説

-パルティア神殿に残されている古い言い伝えの一つ。邪竜ダルダンディスの復活を予言するもの。

 


風の伝説ザナドゥ

-日本ファルコム制作、NECホームスエレクトロニクスより販売されたPCエンジン用ゲーム。PCエンジンRPG不朽の名作である。

-マゾゲーム、パシリゲームと様々な異名を持つ。

 


風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer

-PCEngineFANで連載していた風ザナの漫画。著者は近藤敏信

-ゲームの世界観と登場キャラクターを引き継ぎながらも、ソフィア様はエナスに拾われて孫として育てられた等、設定やキャラデザインもオリジナル色が入っていて、独自のストーリー展開を見せていた漫画。

-漫画の下にあるはみだしコーナー『プラス1』では風ザナ(ゲーム本編)に関する様々な設定や情報が解説されていたり、漫画ではソフィア様が目立っていて何気においしい作品だった。

-サブタイトルは、"The Rebirth of Dragon Slayer(ザ・リバース・オブ・ドラゴンスレイヤー)"。ドラゴンスレイヤーの復活、再生という意味をもつサブタイトルは、ストーリーの中心となるドラゴンスレイヤーの印象を強めるためにつけられた。

-PCEngineFAN9月号でコミックス化決定の告知があったが、結局単行本化されず、幻のコミックとなっている。

 


・カトゼス地区

-ミデニア国の地区の一つで、王都のすぐ隣にある地区。北の山地の向こうに王都がある。

 

 

・金縛り魔法

-ジードが使う魔法。痛みを伴う金縛り魔法。かけられた相手は、一見、気絶しているだけのように思えるが、まるで全身を細い針金で締め付けられるようなすごい痛みを与えられている。

-ピュラー曰く『外道魔法』

 

 

・金

-風ザナでは物語を進める上で、なくてはならないもの。物語が進むごとに物価が異常に高くなっていくため、むしろ経験値稼ぎより、お金稼ぎのために敵をせっせと倒すことになる場合もしばしば。

-物語序盤の地域と終盤の地域における物価の違いやジーバンの話から、格差社会はこの世界でもあると思われる。

 


・カラスじいさん

-風ザナⅠ三章に登場。教会の西の墓地に一人で暮らしている老人。本名はコルボ。変わり者で、かなりの偏屈者。光るガラクタが大好きなことから、村の人たちから『カラスじいさん』と呼ばれている。

 

 

・カルネア・アイネアデス

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」に登場するアリオスの父親。普段は「ガッシュ」という偽名を使っている。ある事情でアリオスを長老に預けて旅に出たまま帰っていない。

-実は長老からジードを殺すように命じられたが、ジードの自由に生きたい気持ちを理解して、あえてジードの攻撃を受けて敗れることで見逃した。そのことで帰れなくなり、現在はひっそりと暮らしている。ワークスとは知人で、訪ねてきたワークスにジードのことを教えた。

-ジードではなくアリオスを予言の勇者として導いたことに迷うワークスに、「だが強いと言うのなら邪竜が最強だ!!力ではない!力が勝つのなら千年前…アイネアスは負けていた!!長老達の言う予言の勇者はアリオスだ…お前は正しい未来を選んだと思うよ…」」と励ました。

 


・ガレオス

-風ザナⅠ七章に登場。囚人たちのリーダー格。エナスの言いつけで事故を装って脱獄し、アリオス以外の人物がドラゴンスレイヤーを抜くと、サランダが噴火するということで、万一に備えて廃坑をシェルターに改造している。

-フクロウじいさんの娘のパメラにホの字。

 


・ギウダ

-風ザナⅠ二章に登場する。魔法具についている石の原料。スーリの宿場から東に行った山の中にある採掘場で入手できる。

 


・北風

-風ザナⅠ九章と十章に登場。四風神のリーダー的存在で、東風、西風、南風の兄。

-ソフィアにドラゴンスレイヤーの魂となる宿命を諭し、アリオスにイシュタルの石を渡して、ドラゴンスレイヤーを覚醒させた。

-主要メンバー以外でアクション面に参戦するキャラクターである(ただし十章のみ)。

 


・北風の剣

-かげろうの町の魔法力をコントロールする剣。かげろうの町の最後部、南の端にあるコントロールプレートに突き刺せば、町は最低限の魔法力だけで空中に停止して、残った魔法力は母なるイシュタルに戻される。

 


・北の洞窟

-風ザナⅠ序章に登場。洞窟の奥にヴォ-ミットが封印されている。シドとマットがポルダ村が隠した新種の酒の入った酒樽を壊してぶちまけてしまったことで、ヴォーミットが目覚めてしまう。

-洞窟の扉を開けるには、ポルダのカギを使い、カスタの杖をノブとして取りつける(メリナ談)。

 


・北の山

-風ザナⅠ序章に登場。ポルダ村の酒職人テオがひっそりと住んでいる所。

 


・キティアス・アイネアデス

-別名『泡沫王』。パルティア神殿の地下の墓所に埋葬されているアステル王朝の王の一人。

-順々に並んでいる王家の墓の最後にキティアスの墓があることや、泡沫王という呼び名からして、この人がアステル王朝最後の王と思われる。

 


・貴婦人

-風ザナⅠ二章に登場。グリコス港でアリオスが助ける女性。世間知らずで横柄だが、どこか育ちのよさを感じさせる。正体はマクリア国のエレーニ王妃。

 


・ギムノス

-イシュタリアのはるか南端に位置し、国土の大半が雪と氷に閉ざされている国。ここは流刑地となっていて、囚人が過酷な環境下で強制労働についている。

-サランダの峰には邪竜の骨とドラゴンスレイヤーがある。

-ギムノスは流刑地で、イシュタリア中から罪人が送り込まれては銀を掘らされている。だがたいていの罪状が、一部の権力者にとって邪魔だった罪・反逆罪という名目になっていて、囚人となった者は満足な衣食も与えられず、獣のようにムチ打たれて、死んでゆく。

 


・ギャスパー

-風ザナⅠ二章に登場。グリコス港の水夫で、貴婦人(エレーニ王妃)に絡んでいたチンピラ。アリオスたちにあっけなく撃退される。

 


・ギャランローゼ

-風ザナⅠ五章のボス。凶悪なナルシスト。幻惑の洞窟の奥でアリオスを待ち構えている。

-手にしたバラはただの飾りではなく、飛び道具でもある。光線や拳圧による攻撃も怖い。

 


・金のイヤリング

-シェリルの落し物その一。小さなイヤリング。

 


・クモ女

-風ザナⅠ九章でイブン・ハッサーシを襲い、エメラルドの胸当てを奪ったモンスター。正体はリアラ

 


・旧採掘場跡

-風ザナⅡ五章に登場。水晶渓谷にある封鎖された採掘場。ここがマーカストとの決戦の場となる。

 


・グラウル

-風ザナⅡ一章と三章に登場。メルティナの父親。リュコスのことをすっかり気に入って息子にしたいと言っている(メルティナ談)。

-リュコスのことを息子と呼ぶ。

 


・グラキエス

-風ザナⅠ三章のボス。プリズム氷洞のプリズムを盗み出し、イエティたちを狂気に追い込んだ張本人。氷でできた体を持ち、宙を舞っては、頭上から強力な炎と雷で攻撃してくる。

 


・CLUB XANADU(クラブ・ザナドゥ

-月刊PCエンジンで連載されていた、風ザナ紹介コーナー。発売前のゲーム情報を掲載していた。

 


グリーグ

-風ザナⅠ五章に登場。カトゼス地区の東に住んでいる花火師で、爆発物の専門家。

-本業は花火師だが、発破のことならベテラン(本人談)。

 


・グリコス港

-風ザナⅠ二章に登場する。ドクサの教会からワープして最初にたどり着く港。暴漢に襲われそうになっているエレーニ王妃と出会うのもここ。

 


・クリフ

-風ザナⅠ二章に登場する。ラパンの宿場に住むバイタリティ溢れた発明家の青年。失敗を繰り返してもめげない明るい性格の持ち主。

-風ザナⅠ八章にも登場。新発明の魔法光増幅装置を王都で発表しようと思ったが、ダクルまで来たときに突然魔法が切れてダクルに滞在することになったらしい。

 


・クルル

-『CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日』に登場するキャラクター。イシュタルから生まれた精霊。誕生日にイシュタルの祝福を人々に与えるのが使命。

 


・クレーネ

-風ザナⅠに登場。通称“クレーネ・ジュエル”。無限の魔力を称えた魔法の宝石。邪竜ダルダンディスが異界から現れたときに携えていた魔法の源である。
千年前アイネアスによって王城の高みに備えられて以来、千年間魔法の光でイシュタリア中を照らし、人々に魔法の力を与えてきた。

-ダルダンディス亡き後アリオスを新たな主にしようとするが、アリオスに拒まれる。自分の存在を否定されて逆上したクレーネはアリオスを殺そうとするが、アリオスたちの力の前に破れ、破壊されて消滅した。

-風ザナⅠ真のラスボス。

 


・クレスの水晶

-ソフィアの初期設定(発表当時のキャラクター紹介文)に登場した単語。『クレスの水晶を使わなくても魔法が使える』という文章から、“クレスの水晶”とは“クレーネ・ジュエル”の初期の名前だったと思われる。

 


・黒い鎧の男(ランディス

-風ザナⅡ一章に登場。遭難して海に半分沈んでいたアリオスを波打ち際まで運び上げてくれた人。

 


・黒騎士団

-ゴートランド騎士団の一つ。隊長はランディス、副官はエランが務めていた。

 


・クロロス自治区

-イシュタリアの西端に位置しているマクリア国の自治区の一つ。

 


・クロロスの村

-風ザナⅠ一章に登場するクロロス自治区の村。教会の地下にシスター・マチアが隠れている。

 


・ケート

-風ザナⅠ二章に登場。サンジュ村の村長マイムの娘。ダイモスを『ダイモス兄さま』と呼んで慕っている。

 


・月刊PCエンジン

-小学館から刊行されていたPCエンジン専門のゲーム雑誌。「ファルコムエクスプレス」や「CLUB XANADU(クラブ・ザナドゥ)」などのファルコムや風ザナのコーナーが連載されていた。ゲーム情報や攻略だけにとどまらず、読者投稿コーナーも充実していた雑誌(天外魔境シリーズも、当初はマル勝PCエンジンのファンページでの展開が主体だったが、Ⅱ発売後ファンページのページ数が次第に減らされていったため、月刊PCエンジン天外魔境のファンページが作られたことで、そちらが主体になっていった経緯もあるほど)。1994年3月号で休刊。

-当時のPCエンジン雑誌で最も人気が高かったゲーム雑誌。『天外魔境』シリーズのファンページや『BURAI』の外伝小説連載、読者投稿イラストページの充実で、とても人気があった。そのため、古雑誌でもプレミア価格がついている。

 


ゲルゲル

-アリオスの考えるスライムの名前その3。ゲル状スライムだからという理由から思いついた。

 


・下郎

-貴婦人(エレーニ)がリュコスに対して言った言葉。彼女の高飛車な性格がこの言葉からよく描かれていた。

 


・幻惑の洞窟

-風ザナⅠ五章に登場。カトゼス港の北にある洞窟。恐ろしい仕掛けがあって、訪れるものを惑わすと言われている。

 


・光破陣

-風ザナⅡボス戦闘でのランディスの最終奥義。

-足元に剣先をたたきつけると、そこから光の柱が発生する。パワーをためた状態から出すと、光の柱の発生地点までの距離が伸びる。

-コマンドは、上、右斜め上、右横、右斜め下、下+Ⅱボタン。

 


・氷の塔

-風ザナⅠ八章に登場。千年くらい前の遺跡で、相当にボロボロの建物。今はモンスターによって周りに二重三重に結界が張り巡らされている。

-ジードが拉致して連れてきたソフィアを監禁している場所。

 


・ゴートランド騎士団

-風ザナⅡ五章に登場するミレーナの町を守っていた騎士団。黒騎士団と竜騎士団の二つがあって町を支えていた。

-三年前ミレーナの町が暗黒の島の軍勢に襲われたときにほとんどがやられてしまい、現在はランディスやエランを含めて8人しか残っていない。

-黒騎士団の隊長はランディス竜騎士団の隊長はマーカストが務めていた。

 


・ゴールドソード

-風ザナⅡ一章の砂漠で入手できるアイテム。二つ目のスイッチを探す前に探せば見つかる。そのまま売れば一万ジェルだが、章が進むと値段も上がっていく。

 


・国営放送局

-風ザナⅠ八章に話の中で登場。魔法波で魔法放送を流している、テレビ局みたいなもの。魔法がなくなったために、なくなってしまったらしい。

-マジックビジョンは魔法放送の魔法波を受信することで映る。

 


・古代遺跡

-風ザナⅡ二章に登場。黄金の砂海にある古代の遺跡のしかけを解くと現れる神殿。

-太古の神々(イシュタルとルーゴン)の戦いが記された石碑がある。

 


・コテの町

-風ザナⅠ四章に登場する町。近くにアイマという湖があり、付近の住民のあらかたが漁師をしている。

 


コンティニュアル・アタック

-風ザナⅡボス戦闘でのリュコスの最終奥義。

-スライディングで突進した後、パンチを連打。攻撃が終わったら、バク転で後退する。攻撃している時間がけっこう長い。

-コマンドは、下、右斜め下、右横+Ⅱボタン。

 

 

sophiasama.hatenablog.com

 

 

【参考資料】
風の伝説ザナドゥ(ゲームソフト&取扱い説明書)
風の伝説ザナドゥⅡ(ゲームソフト&取扱い説明書&ゲームトラックに収録のドラマ)
PCエンジン関連雑誌に掲載された情報
・マル勝Falcom
風の伝説ザナドゥ スペシャルファンブック
風の伝説ザナドゥ 体験CD-ROM付き ゲームガイド

風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer
風の伝説ザナドゥⅡ-The Last Dragon Slayer-企画説明書

・CDドラマ 風の伝説ザナドゥ
・CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ ヒロインたちの誕生日

・CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス

 

 

 

風の伝説ザナドゥ用語集:あ行

 

 ・アーグ

 -風ザナⅡに登場。レグナス島に住む魔道士。破壊神(ルーゴン)の復活を企む。

-暗黒の島レグナスの支配者で、通称“邪悪なるアーグ”。マーカストをそそのかして裏切らせ、ミレーナの町を滅ぼした張本人。ランディスを一瞬にして消し去るほどの魔力の持ち主。

-アーグが何故ルーゴン復活に執着したのか詳しく明かされることもないまま、六章でボスキャラとして登場してあっけなく死亡。ただの誇大妄想狂だったのか、英雄伝説Ⅳのベリアスのようにそれなりの理由があったのか、正確なところは不明。

 


・アーマーペンダント

-風ザナⅡで、四章のシェリルとのイベントを終えた後、シェリルに話し掛けると貰える隠しアイテム。鎧の成長を助けるお守り。

-『私だと思って、大事にしてくださいませ』(BYシェリル)。

 


・アームズリング

-風ザナⅡ二章に登場する剣の成長が早くなるアイテム。カシス村のミリエルのお願いにはいと答えると貰える。

 

 

・愛

-アリオスに多方面から注がれているもの。時として女同士を醜い争いに発展させたり、真面目一徹の騎士を暴走させたりする。

 

 

・アイシャ

-風ザナⅠ九章に登場。ラマバードにいる砂漠の歌姫。

-アイシャの歌は朝、昼、夜と3種類ある。

 

 


・愛の人生相談

-風ザナⅡでアリオスがリュコスにのってもらった相談。

 


・アークブレイド

-アリオスの攻撃技。弧を描くように上方に斬りつける。攻撃範囲は狭いが、技の間は無敵になっている。

 


・アイネアス

-アリオスとジードの先祖。別名英雄王。千年前、イシュタルから授けられた聖剣ドラゴンスレイヤーを携えて、邪竜ダルダンディスを倒した勇者。

-ダルダンディスを倒した後、人々に王として迎えられたアイネアスは、イシュタリアを5つに分け、それぞれに王を置いて、その王に自治を任せた。自らは邪竜との戦場であったアラバト山の頂上に城を築き、アステル王朝を興してイシュタリアの都を治めた。またクレーネ・ジュエルを城の高みにそなえて、イシュタリアに魔法の恩恵をもたらした。

-風ザナⅠ六章では、ジードに追われたソフィアを墓所に匿って助けるなど、高みの見物を決め込み何の救いの手もさしのべなかったイシュタルとは雲泥の差である。

 


・アイネアデスの里

-アリオスの出身地。アイネアスの一族が住む場所らしい。

 


赤毛の少女

- 風ザナⅠ三章に登場。いきなり空から落ちてきた少女。正体はピュラー。

 


・アシュナール

-風ザナⅡに登場する新大陸の名前。クレーネの消滅によって、イシュタリアと外界を隔てていた結界が消えたために行き来が可能になった。

-アリオスは行方不明になったリュコスを探すため、アシュナールへ渡ったことがきっかけで破壊神復活を巡る争いに巻き込まれる。

-新大陸には魔法がなく、イシュタリアよりも、そういう部分では未発達なのかもしれない(BYリュコス)。

-すでにリュコスと経験あり?なメルティナといい、会って間もないアリオスを夜這いに誘うシェリルといい、アシュナールの女性は恋愛に積極的なのが窺える。

 


アステル王朝

-千年前邪竜ダルダンディスが倒された後、英雄王アイネアスが興した王朝。400年で滅んだ。

-アステル王朝の代々の王の墓はパルティア神殿にある。

 


・穴掘りブラザーズ

-フクロウのグーフォ(フクロウじいさん)、カラスのコルボ(カラスじいさん)、トンビのミラン(トンビじいさん)の三兄弟。

 


・アネモス・アイネアデス

-アリオスの本名であり、『風の伝説』に語られる勇者を示す。

 


・アマリエ

-風ザナⅡ一章と三章に登場。メルティナの母親。夫やメルティナ同様、リュコスのことをすっかり気に入っている。

-もうすぐ新しい家族(リュコス)が増えるので嬉しいらしい(本人談)。

 


・アラバト山

-王都にある、まるで杖のように天空にそびえたつ山。城はこの山の頂にあり、王都はこの山を中心に放射状に広がる。クレーネ・ジュエルも山頂に祭られている。

-千年前アイネアスと邪竜の戦場だった場所。

 


・アリオス・アレクトル

-英雄王アイネアスの末裔。本名はアネモス・アイネアデス。素性を隠して軍隊に入隊し、王軍最年少の百騎長にまで出世して、多くの人々にその名を知られている。しかしあまりに高い武勇を妬まれ、遠くの辺境の地のモンスター討伐を命じられてしまう。モンスター討伐中、ダイモスとはぐれたアリオスはヌースによってイクティア島に送られ、そこから彼の旅が始まった。

-Ⅰの戦いの後、イシュタリア自由戦士団を結成し、ダイモスと共にモンスターの残党や盗賊から人々を守るために戦い続けていた。

-Ⅱでは行方不明になったリュコスを探して、ダイモスと共に新大陸アシュナールへ渡る。アリオスがルーゴンを倒したことで、対極の存在のイシュタルも消滅の運命をたどり、世界から神々の加護が消え去ったことで、結果的に神々の時代を終わらせた。

-設定では、Ⅰの時点で15歳なのだが、初期では『15歳の時イシュタリア王軍に入隊。その後、群を抜く才能が認められ、わずか1年で百騎長をまかされる』(つまりⅠの時点で16歳ということになる)と書かれている記事も存在する。また「風の伝説ザナドゥⅡ-The Last Dragon Slayer-企画説明書」では年齢19歳と書かれていた。しかし、ⅡやドラマCDから、Ⅰの時点で15歳、Ⅱの時点で18歳というのが、アリオスの確かな年齢である。これは設定は生きているものであり、ストーリー展開によって柔軟に変化したと思われる。

-Ⅱの時点で、身長176センチ、体重67キロ。

-普段は口調も丁寧で礼儀正しい態度だが、時折一人称が変わり、口調や態度もころころ変わる。ソフィア様の部屋やメルティナの部屋に入った時の悪趣味ぶりや、花売り娘ルーシアに対する心の中の声からして裏表があり、血筋と地位をとればそこら辺にいる男なのかもしれない。素朴な少年が一人で王都に出て百騎長まで出世した道のりには、純粋さを失うかなりの苦労と相手によって態度を変える世渡りの術が必要だったと思われる。

-Ⅱのピュラーの台詞『アリオスぅ・・・・そのクセ、やめた方がいいよ。あたし、嫌いになっちゃうわよ・・・・』からして、女性のベッドに潜り込むという下品な癖を持っているのは仲間内では周知の事実なのかもしれない。

-シェリルに見とれてた様子から、シェリルみたいな女性が好みと思われる。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」でも、邪竜ダルダンディスを打ち破った勇者アイネアスの血を引く予言の勇者という設定。正体は女神イシュタルを愛したが故に天界を追われた風の神の末裔である。勇ましいが、一方で気配りのできる気さくな少年で、メディアに恋するダイモスをソフィアと一緒になって見守るなど、微笑ましい場面も見せていた。

 


アリシア

-風ザナⅠ五章に登場。カトゼス港の教会にいる見習いシスター。岩でふさがった道を発破で吹っ飛ばすことを提案するなど、かなり大胆な性格。

 


アルゴス

-風ザナⅠ三章から登場。雪深い奥山の村に住むモンスター『イエティ』の勇者。アリオスに助けられ、その後一緒に旅をするようになる。

-ピュラーとは仲良し。

-身長は3m。チャームポイントはつぶらなおめめ。

-声は男性声優が演じているが、女の子である。

 


・アルコン

-風ザナⅠ二章に登場。マクリアの王様。父親はモレノ宰相。婿養子のため、妻のエレーニ王妃に頭が上がらない。気が弱く、貫禄もないため、民からの人望も薄い。

-アルコン王が○○○。○で××××だから王妃に逃げられた(囚人イーグ談)。

-レオンがさらわれた際の身勝手な言動に、こいつをボコボコにしたくなったプレイヤーは多いと思われる。

 


・アル・ザマーン

-風ザナ九章に登場。通称“公子アル・ザマーン”。エレミア国のラマバードの太守であるイブン・ハッサーシの息子。

 


・アル・ハッハム

-風ザナⅠ九章に登場。高名なる天文学者で太守イブン・ハッサーシの兄。ミッヒムとナホムの師でもある。

-ボーっと空を見上げたままフラフラと出かけてしまうので、一度出かけるとどこへ行ってしまうか誰にもわからない。

 


・アレハンドラ

-風ザナⅠ六章のボス。ジードと共にパルティア神殿を襲ったモンスター。モンスターにしては珍しく人型で人間の女性の姿をしている(ただし大柄)。

 


・アンセルム

-風ザナⅡに登場。マーカストの飛竜。マーカスト亡き後、その遺志を継いでアリオスを新たな主とし、終末の玉座までアリオスを連れていくなど彼に仕えた。

 


・イーグ

-風ザナⅠニ章に登場。マクリア城の牢屋にいる囚人。国王の悪口を言ったために投獄されたらしい。

 


・イエティの長老

-風ザナⅠ三章に登場する。イエティの村の長老。クレーネ・ジュエルの黒い光のせいでイエティたちがおかしくなったので困っている。

 


・イエティの村

-風ザナⅠ三章に登場する。イエティたちが住む村。アルゴスはこの村の出身。

 


・イクティア港

-風ザナⅠ序章に登場。この港に降りたアリオスは戦いによる血まみれの姿から人殺しと勘違いされた。

 


・イクティア島

-風ザナⅠ序章に登場。イシュタリアの最果てにある島。ヌースによって船に乗せられたアリオスが最初に辿り着いた場所。カスタ村とポルダ村の二つの村がある。

-カスタのブドウ酒とポルダのリンゴ酒の売れ行きの違いから、村同士のいさかいが絶えない。

 


・イシュタリア

-風ザナⅠの舞台となる大陸。王都の名前でもあり、王都イシュタリアを中心に、辺境のマクリア(ドクサ自治区、クロロス自治区、マクリア王直轄地に分割統治されている)、雪と湖の国ミデニア、神聖なるパルティア、極寒の流刑地ギムノス、砂漠の国エレミアに分かれている。

-Ⅰではクレーネの力により外界から遮断されていたが、クレーネの消滅と共にイシュタリアと外界を隔てていた結界は消え、外界との行き来が可能になった。

 


・イシュタリア自由戦士団

-邪竜を倒した後、アリオスが結成した戦士たちの集まり。人々をモンスターの残党や盗賊から守るため、正義の戦いを続けている。

 


・イシュタリアのスーパースター

-風ザナⅠ六章で、リュコスがソフィア様に出会ったときに名乗った自称の一つ。

 


・イシュタル

-通称“女神イシュタル”。聖剣ドラゴンスレイヤーを作り出した張本人。イシュタリアでは多くの人々に信仰される神様。

-パルティアの聖女はイシュタルの加護を受けているために、生まれつき特別な修行もなしに魔法を使える。

-Ⅱではメルティナの祈りに応え姿を現し、回復魔法を使えるように力を与える。またルーゴンとの戦いの前にも姿を現し、アリオスの持つドラゴンスレイヤーに力を与える。対極の存在であるルーゴンがアリオスに倒され消滅したために、同じく消滅の運命を辿った。

-厄介な約束事や決まりを作り、あわよくばそれが人の命を奪いかねない事態に発展することもあり(プロスタの一件とか)、それを考えるとある意味諸悪の根源である。

-やたらと自分の作った決まり事にはうるさく、プロスタの一件では(自分の代行者であるソフィアの身が危険にさらされている緊急事態にも関わらず)高みの見物を決め込み知らん顔してたくせして、Ⅱではドラゴンスレイヤーの管理者(ソフィア)しか扱えないはずの自分の力を一般市民のメルティナにあっさり授けるなど、かなり自己中心的でわがままな神様。

 


・イシュタルの門

-風ザナⅠの移動手段の一つ。シスターの力により、教会の女神像の前に立つと別の地区の教会に転送される。

 


・イノーナ

-風ザナⅠ五章に登場。ミデニア国カトゼス地区の大シスター。

-ファルコムワールドガイド Vol.1では、風ザナ女性キャラの一人として資料室で紹介されるなど、あなどれない人。

 


・イブン・ハッサーシ

-風ザナⅠ九章に登場。エレミア国のラマバードの太守。大変な好事家で東西の珍事に通じている。若い頃はエレミア1の拳闘士だった。

-エメラルドの胸当てを妻が入手したのがきっかけで四風殿に出かけるが、クモ女(リアラ)に襲われエメラルドの胸当てを奪われてしまい、傷を負って倒れているところをソフィアに助けられた。

-いささか趣味が行き過ぎてふらりとどこかへ出かけてしまったりすることもある。

 


・異妖樹

-ノールゥトの森の奥にある樹海に生えている奇妙な樹木。

 


・イリーガルブレイド

-風ザナⅡボス戦闘でのアリオスの最終奥義。

-剣を構えてダッシュした後、特殊技のアークブレイド、スティングブレイドで連続して斬りつける攻撃技。ただしダッシュ距離は短いので近づいて使う必要がある。

-コマンドは、下、右斜め下、右横、右斜め上、上+Ⅱボタン。

 


・イリナ

-風ザナⅠ序章に登場。貴族の娘。高飛車で勝気な性格。

-五章にも登場。ルフィと一緒に王都から逃げてきて貴族の山荘にいる。

 


・ヴァルト

-風ザナⅡ終章のボスの一体。ネフェルと交互に現れて攻撃してくる。美しい天使のような姿のボス。

 


・ヴィーゴルデウス

-風ザナⅡ終章のボスの一体。ヴァルトとネフェルが合体した姿。合体前とは一転して醜い姿のボス(笑)。

 


VM JAPAN パワーアップキット~富嶽幻遊記~

- VM JAPANの拡張版。新マップ、新幻魔、新幻魔使いの追加、既存マップが一新される等、プレイ済みの人も、VM JAPANを新たに楽しめるようになっている。他のファルコムゲームのキャラクターも、プレイヤーキャラクターとして追加されていて、イースからはダルク=ファクトとリリア、ブランディッシュからはドーラ、風の伝説ザナドゥからはピュラーとアルゴスが参戦。

 


・ヴォーミット

-風ザナⅠ序章のボス。北の洞窟の主。酒の匂いをかぐと暴れだす。昔、洞窟に隠された酒樽が壊されたことで酒の匂いに興奮して住処を這い出てきたが、カスタとポルダという怪力の兄弟が苦労の末洞窟に頑丈な扉を立て、その向こうに押し戻したことで、ずっと眠りについていた。シドとマットがポルダ村が隠した新種の酒の入った酒樽を壊してぶちまけてしまったことで、再び目覚めてしまう。

 


・ヴォルフ

-風ザナⅠ一章に登場する。ドクサの町で出会う青年。ミゼール村でヤギ飼いをしている。二ヶ月程前にミデニア国からやって来た旅人で、ミゼール村のブルノワ村長に世話になっている。正体はリュコス。

 


英雄伝説Ⅲ白き魔女

-日本ファルコムから発売されているロールプレイングゲーム英雄伝説シリーズ』第3作目。

-シリーズ中最も人気が高いであろう作品。

-この作品の特徴は、今までと違い血縁などで主人公を英雄視することはせず、『特定の血筋の人間を英雄にするのではなく、普通の人間が英雄になれる』というコンセプトである。これはその後の英雄伝説シリーズ、風ザナⅡ等ファルコム作品に多大な影響を与えている。

 


・エクトラの町

-風ザナⅡ四章に登場する。大陸でも最大の規模を誇る町。アシュナール各地との交易で栄えていて、その豊かな財力で、モンスターの攻撃を防ぐ防壁を築いてある。

-海の幸、山の幸、品物が豊富で、アシュナールで一番住みやすい町。

-この町で、町長のダイソンの娘シェリルとのイベント(アリオスの夜這いイベント)が発生。

 


・エナス

-風ザナⅠ七章に登場する、ギムノスに住む賢者。ピュラーの魔法の師匠であり、彼女をアリオスの元に送った張本人。ドラゴンスレイヤーについて詳しく知る数少ない人物である。

-風ザナⅡ四章にも、ピュラーの回想シーンに登場する。

-「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」では、聖剣ドラゴンスレイヤーが祭られている神殿にいたソフィアを拾って育てながら、聖剣を守っている賢者という設定。ソフィアにとっては育ての親であり、優しいおじい様である。

 


・エビのゼリー寄せ

-ローランディア号のメニューの一つ。

 


・エメラルドの胸当て

-風ザナⅠ九章に登場。四風殿に入るために必要なアイテム。ただしこれだけでは四風殿の中には入れない。

 


・エラン

-風ザナⅡ五章に登場。ゴートランド騎士団の副官。生き残った仲間を集め、ランディスの元へ現れて、敵の動きを封じるためにランディスと共に暗黒の島へ渡った。その後ランディス一人が戻ってきたことから、エランをはじめとする他の騎士たちは皆戦死したと思われる。

 


・エレーニ

-風ザナⅠ二章に登場。マクリアの王妃様。アルコン王と夫婦喧嘩をして城出(家出)中、暴漢にからまれていたところをアリオスに助けられた。

-性格は高飛車傲慢。時代がかった言葉遣いをする美女。

-一度おヘソを曲げると後が長くなり、その間アルコン王はふさぎ込んで政務が滞ってしまう。

 


・エレミア

-風ザナ九章に登場。イシュタリアの地区の一つで、王都の南東に位置する国。砂と灼熱の嵐に覆われた砂漠の国である。

-国土の全てが砂漠という不毛の地だが、この国は貿易の要でもあり、イシュタリア全土に流通しているあらゆる品々を見る事ができるといっても過言ではない、最も万国色の強い国。

 


・黄金の砂海

-風ザナⅡの一章に登場。ラザンの北に広がる“砂の海”と呼ばれる程の広大な砂漠地帯。この砂漠には古代遺跡がある。

 


・王都

-イシュタリアの中心部。『王都イシュタリア』とも呼ばれる。600年前にアイネアスが興したアステル王朝が滅んでからはいくつもの王朝が興っては消えている。

-ダルダンディス復活で壊滅的な被害を受け、モンスターの巣窟と化していたが、三年の月日をかけて復興し、Ⅱではヌースが宰相となって執政を行っている。

 


・大潮の日

-ラザンの港町で年に一度に訪れる季節。大潮の日には海岸で大昔の遺跡なんかが見られる。大潮になると仕事にならないので、船員は休みをとることにしているらしい。

-水竜亭にとってはかきいれどき。

 


・お兄ちゃん

-リュミナのダイモスの呼び方。

 


・オルゴール

-ソフィアが大切にしているオルゴール。曲名は『そよ風のささやき』。

 

 

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【参考資料】
風の伝説ザナドゥ(ゲームソフト&取扱い説明書)
風の伝説ザナドゥⅡ(ゲームソフト&取扱い説明書&ゲームトラックに収録のドラマ)
PCエンジン関連雑誌に掲載された情報
・マル勝Falcom
風の伝説ザナドゥ スペシャルファンブック
風の伝説ザナドゥ 体験CD-ROM付き ゲームガイド

風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer
風の伝説ザナドゥⅡ-The Last Dragon Slayer-企画説明書

・CDドラマ 風の伝説ザナドゥ
・CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ ヒロインたちの誕生日

・CDドラマ TARAKOぱっぱらパラダイス

 

 

ピュラーが当時人気だった理由について

風ザナのヒロインにして風ザナの顔として有名なのはソフィアですが、当時はピュラーがダントツで一番人気でした。現在はすっかりフェードアウトしていて、風ザナを見聞きした程度の人は「ピュラー?誰それ?」な状態です。そんなピュラーが当時ソフィアを差し置いて人気だった理由について、筆者なりに考えたことを書きます。

 

 

ピュラーは風ザナのサブキャラクターでパーティーメンバーの一人。

 

こちらは風ザナⅠのピュラー。ショートカットで半ズボンの活動的な外見をしています。

ただ『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』のソニアの下位互換(もっと言えば劣化版)みたいなデザインでした。

以下は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』のソニア。

 

はっきり言って、ピュラーのデザインは、ソフィアのデザインの秀逸さには遠く及びません。ただ、脇役がヒロインよりも優れたデザインというのは問題ありなので、これは妥当なデザインでしょう。

 

参考までにソフィアとピュラーを並べてみます。

ソフィアとピュラーを比較すれば一目瞭然。大半はソフィアを選ぶことでしょう。それだけソフィアのキャラクターデザインは優れて際立っていました。

それは第一印象の人気投票(発売前の人気投票)でも証明されています。

この数値を見れば、デザイン的にソフィアがピュラーに劣っているわけでもない、むしろ圧倒しているわけです。なのに、何故ピュラーがヒロインのソフィアを圧倒する人気を得たのか。それはピュラーの出番が早かったこと、ピュラーが好かれたり彼女に思い入れが深くなる数々のイベントがあったことです。

 

 

ピュラーの登場は第三章からで、ヒロインのソフィアが登場するよりずっと早く登場します。

第四章で正式にパーティーメンバーに加入して、アリオスと行動を共にします。

元気で活発で屈託ない言動のピュラーはいわゆるムードメーカー的存在でもあり、早くから登場するだけあって、プレイヤーはおのずと思い入れが深くなります。

第四章クリア後に、ヘルガに「あんたこそアリオス様をしっかりつかまえておくんだよ」と言われて、アリオスへの想いを指摘されて動揺するピュラーが見れました。

動揺するピュラーを見て、おおっと思った人多いと思います。

 

 

第五章ではピュラーはさらに大活躍。

フラグたてのパシリに疲れていたプレイヤーには、爆薬代をチャラにさせたピュラーの機転にほっとした人多いでしょう。

 

 

またアリオスを励ましたりする場面もありました。

前向きな彼女の言葉にどれだけ救われたことでしょうか。

ソフィアは普段は一歩後に控えていて、いざというときに前に出て支える奥ゆかしい姉さん女房タイプですが、ピュラーは積極的に前に出てぐいぐい引っ張っていく姉さん女房タイプですね。

 

 

そして第四章で神女ヘルガに恋心を指摘されたピュラーがアリオスに対して意識しているかのような場面も見られます。

落ち込むアリオスを励ますピュラーは、最後に意味深な態度を見せます。

はっきりとは言わずごまかすピュラー。恋愛は気持ちをはっきりと伝えないのはNGですが、今ここで好きだと告白したとしても、不発に終わったことでしょう。

アリオスは一貫して、ピュラーのことはそういった対象として見てなく、妹分的存在として見ていました(実際はピュラーが年上なのですが)

アリオスは平和を守るという使命感と正義感あふれる性格なので、誰かと添い遂げて所帯を持つタイプではないので(ソフィアも同じく)、好きだと告白されたとしても、風ザナⅡのシェリルのように断ると思います。




また、ピュラーがアリオスの恋人だと勘違いされる場面も見られました。

花火師グリーグはピュラーのアリオスへの恋心を察していた様子。対して、アリオスは全然気づいてないことが描かれてました。


 

フクロウじいさんもアリオスとピュラーの関係を勘違いしていて、ピュラーが罠にひっかかって穴に落下したときのアリオスの様子を楽しむ悪趣味ぶりを見せていました。

ピュラーは落ちても大丈夫という確証があったのかもしれないですが、アリオスの反応は当然であり、悪趣味極まりないですね。こういったクセの強い(悪く言えば憎たらしい)キャラもドラゴンスレイヤーキャラの特徴です。

第五章でのこういった描写の数々から、ピュラーの活躍ぶりと恋に応援したくなったり、アリオスとの関係がどうなるのか気になったファンは多いです。

 

 

しかし、第六章ではソフィア登場により、ピュラーはパーティーメンバーを外されて、それ以降ピュラーの出番は減っていきます。

 

そして第七章では師匠で育ての親エナス賢者の危機に慌てるピュラーと、彼女を止めようとするアリオスとの間でひと悶着ありました。

アリオスに怒りをぶつけてピュラーは一人行ってしまいます。恋愛ものでよく見られるすれ違い描写です。

 

 

さらに第九章では、ソフィアとピュラーが衝突する場面もありました。

アリオスとソフィアからの連絡が途絶えたことを心配して探し回っていたダイモス、メディア、ピュラー、ヌース。

ピュラーはようやく戻ってきたアリオスにイラっとして突き飛ばしてしまいます。

それを見て驚く一同。メディアたちが自分たちを心配して探し回っていたことを知らないソフィアは、ピュラーが一方的にアリオスを突き飛ばしたと思って、ピュラーに乱暴だと叫びます。

 

この場合、定期連絡を怠ったソフィアとアリオスに非があるので、自分たちを心配していたメディアたちの苦労を知ってすぐにソフィアは謝っていました。

 

ピュラーの唐突なこの行動、ピュラーが憎まれることはなかったのは、今までの積み重ねと活躍あってのことでしょう。

第五章でピュラーの存在やアリオスとの関係を散々アピールしておいて、第六章以降の落としぶり…。これにもやもやしたファンは多かったです。実際、風ザナの同人誌でも、そのことに触れている作家もいました。

 

ピュラーとソフィアは、例えるなら『ドラゴンクエスト天空の花嫁』のビアンカとフローラみたいなもので(ビアンカがピュラー、フローラがソフィア)、一途に主人公を支えてきたビアンカをないがしろにして、ぽっと出のフローラを推しまくるみたいなものです。

ただソフィアは風ザナⅠのキーマンなので、ソフィア登場以降、ソフィアの活躍と出番が増えるのは必然でこれは仕方のないことで、アイネアスの血筋でもなく聖女でもない普通の人間だからという理由でピュラーが報われない理不尽さもまた風ザナの特色の一つです。

 

他記事でも書いてますが、風ザナⅠはとてもシビアな世界観で選民思想な世界です。

・神に選ばれた者、特別な血筋でないとなしえないことだらけ

・凡人はどんなに頑張っても努力しても報われない

それを顕著に示したのが、第九章でした。

第九章終了直前、かげろうの町へ行くべく、別行動をしていたアリオスたちはかげろうの町が通過する地点に全員集合します。

合流したアルゴスを見て、ピュラーは「よかった、みんなでかげろうの町へ行けるわね。」と安心したように言います。

しかし現実は残酷でした。

「みんなでかげろうの町へ行こう」そう思っていたのに、かげろうの町に入れたのはアリオスとソフィアだけでした。

このことにショックを受ける面々。

ヌースは「我らの主人は普通の人間とは違う。ここまで仕えることができたことだけでも幸せだった」と割り切ってましたが、ピュラーはショックで納得できず、リュコスの言葉「俺たちは俺たちなりに邪竜と戦えばいいのさ」に、ようやく「そしたら、また、アリオスに会える?」と言います。

「うそ・・・どうしてなの?」

「みんなで、みんなで戦おうって、誓ったのに」

ピュラーの台詞こそ、風ザナ世界の理不尽さに対するプレイヤーの代弁。だからこそ彼女に共感し、同情による支持も得ました。

第六章でも、新官プロスタを毒殺するように言った大神官ゼノビアに対し、ピュラーは怒って泣きながら「大神官なんて大嫌い!」とヌースたちに話していましたが、この場面でも、プレイヤーの多くがピュラーの気持ちに同意して彼女に共感したことでしょう。こういったイベントの積み重ねで、ピュラーはプレイヤーの心に深く残り、喜怒哀楽を共にして愛されたキャラクターになりました。

 

早くから登場して、アリオスと行動を共にして支えてきたにも関わらず、ヒロイン登場で存在をないがしろにされたピュラーは『ドラゴンクエスト天空の花嫁』のビアンカみたいな存在(フローラを選んだ場合のビアンカ)と言えましょう。

ビアンカと違う点は、ピュラーにはビアンカのようなヒロイン補正や露出の多さ(パッケージイラスト等で主人公と一緒に描かれている)、フォローがなかったことです。ビアンカはフローラを選んだ後も主人公を思って独身を貫いて生きた…という、ビアンカを選ばないと後味が悪いと思わせるヒロイン補正があり、そう思わざるをえない思い出や積み重ねもありました。

ピュラーも思い出や積み重ねはありましたが、ヒロイン補正はなく、ソフィア登場後はパーティーメンバーからも外されてしまい、出番も減りました。後から出てきたフローラがゴリ推しされた感じですね。

一途な思いも頑張りも一蹴された…そういったピュラーの不憫さにファンは彼女を同情し、さらなる人気を得たのでしょう。

 

 

Ⅱでのキャラクターデザインの一新や出番の多さはそれを受けてのことで、ピュラーがさらなる人気を得たのも、外見補正による要素もおおいにありました。

だからこそ、ピュラーは人気投票でも1位になれたんだと思います。やっぱり人間もキャラクターも見た目が9割です。

 

しかし残念なことに、この風ザナⅡデザインでのグッズは少なく、この風ザナⅡデザインのピュラーがファルコム関連書籍に収録されることもなく、結果的にマイナーでした。

後に『VM JAPAN』にゲスト参戦したときのピュラーのデザインは風ザナⅠデザインでした。多分「風ザナではピュラーが人気あったから」という理由での抜擢だったんでしょうが、ピュラーのどういった点が受けて人気を博したのか、需要や受けについて理解の乏しいスタッフや担当者にあたってしまったのはピュラーにとって不幸であり、グッズや他作品出演時に風ザナⅡデザインが起用されていたら、ピュラーの現状は多少は違っていたでしょう。

 

風ザナⅡ発売から年月が過ぎるにつれて、ピュラーの人気は失われていきました。

アトリエ彩の『ファルコムヒロインズ(ファルコムゲームのヒロインたちを立体化したフィギュア)』で、ソフィアがフィギュア化されたときは「ピュラーじゃなくてソフィアを選んだのはGJ(ピュラーはどうでもいい)」と掲示板で書かれる始末。

 

ファルコムヒロイン総選挙でもピュラーはソフィアより下位でした。この選挙自体、やり方によっては複数票投じるのは可能で、表示順が早いキャラが有利というのもあって、結果を見るにつけ、公平な人気投票ではないのですが(フィーナが3位にランクインしたのは彼女が一番に表示されて目立ってるのもおおいにありました)、熱心に応援するファンがいるか否かを見るバロメーターにはなってました。

 

2023年現在では、ピュラーはすっかりフェードアウトして、ソフィアが風ザナキャラの代表としてクローズアップされてます。それはファルコム記念イラストに風ザナで唯一ソフィアが抜擢されていることからも明らかです。

やっぱりキャラクターは見た目が重要ということを顕著に表している例であり、ピュラーはソフィア(のデザイン)に劣るということが証明されてます。

 

 

ゲームをプレイした人にはピュラーは受けたとしても、年月を過ぎると忘れ去られていくものであり、風ザナをプレイしたことはない人たちが興味を引くのはキャラクターの見た目(キャラクターデザイン)や設定文の内容であり、その点ではソフィアが圧倒的に有利です。ソフィアは彼女のデザインに惹かれて、風ザナ未プレイでもソフィアのデザインが好き!描いてみたい!という作家も多く、ファンアートでも数多く描かれています。Pixivでは専用タグでの投稿は少ないものの、他作品のまとめ等でソフィアのファンアートが見られます。

 

このことから、ピュラーはゲームをプレイしてこそ惹かれるタイプのキャラクターで、見た目だけではまったく受けないキャラクターなんですね。

 

まあ、長々書きましたが、

 

長い目で見ると、キャラクターはやっぱり見た目が重要

 

ソフィアのキャラクターデザインはまさに神であり、時代を超えても愛されて支持されています。ピュラーも風ザナⅡデザインなら、ソフィアほどではなくとも、それなりにファンアートでも描かれたり、フェードアウトした現状と違っていたことでしょう。

以上のことから、ピュラーは風ザナⅠデザインばかり採用されてしまった結果、ファンからは忘れ去られてフェードアウト、風ザナを知らないファルコムファンからは総スカンを食らった、大変残念なキャラクターだと思います。

 

 

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風ザナ名言集:ソフィア編



風の伝説ザナドゥ』に出てきた台詞について色々長々と書いてます。今回は筆者最愛のファルコムヒロイン、風ザナのシンボル、パルティアの象徴ソフィア様関連の台詞について。ソフィアは風ザナⅠの活躍が圧倒的に多いので、風ザナⅠの台詞が多いです。

 

 

 

 

墓所に入ったアリオスが誰かの気配を感じて「誰だ!!」と叫んだとき】

・・・アリオス。

あなたなのね。

『風の伝説』に語られる勇者・・・

アネモス・アイネアデスの名を持つ者。

 

風ザナ第六章から。

警戒しているのか(ジードに捕まりかけた恐怖もあったかもしれないですが)、墓碑の後ろから語りかける様子が可愛いです。

 

 

 

【アリオスに名乗りをあげる】

私は、ソフィア。

あなたを待っていたの。

 

風ザナ第六章から。

まだ警戒を解いてないのか、墓碑の後ろに隠れながら自己紹介。それからようやくアリオスの前に出てくる様子が見てて微笑ましいです。

予知でアリオスの来訪を知り、待っていたソフィア。

ここからソフィアの運命の旅が始まる。

 

 

 

【アリオスに「君がモンスターが怖くないの?」と聞かれて】

この聖なる墓所に、

モンスターが入ることはできないわ。

あの恐ろしい人も、

ここに入ることはできなかった。

 

風ザナ第六章から。

ジードを『恐ろしい人』と形容しているあたり、よほど怖かったのが感じられます。

 

 

 

【アリオスに経緯を説明する】

ええ。

私は、アイネアスに導かれて、

ここへ逃げ込んだの。

 

風ザナ第六章から。

ソフィアはアリオスにジードに拉致された後のことを説明する。

ジードに拉致されたものの隙をついて逃げ出したソフィアは、アイネアスの霊に導かれて、命からがらアイネアスの墓所に逃げ込んだ。

アイネアスの霊がソフィアを自分の墓所に匿ったことがここで判明。

自分の聖女の危機に高みの見物を決め込んで知らん顔をしていた女神イシュタルとは雲泥の差である。

 

 

 

【アイネアスのことを話す】

そう。

ほら、ここにいる・・・

 

風ザナ第六章から。

アリオスを墓石に導くソフィア。

墓石の前でアリオスはアイネアスの声を聞く。

ジードから逃れてアイネアスに墓所に匿われたものの、守役メディアとも離れて心細かったであろうソフィアに、アイネアスは寄り添い守っていたと思われる。

やはり女神イシュタルとは雲泥の差…(以下略)

 

 

 

【メディアと再会する】

メディア、みんなは大丈夫?

 

風ザナ第六章から。

開口一番、神官たちを心配するソフィア。

真っ先に部下たちを気にかけるところは、さすがパルティアのリーダーである。

 

 

 

【メディアにソフィアを避難させるよう頼もうとするアリオスに】

待って! 私も行くわ!

 

メディア。2階の転送板は、

私がいないと作動しないのよ。

 

風ザナ第六章から。

冷静に言うソフィアに、「・・・そうでした。」とはっとするメディア。

なんとも微笑ましい場面。

 

 

 

【転送板のことを説明して】

さあ、行きましょう、アリオス!

私のことなら、なにも心配はいらないわ!

 

アリオスに力強く言うソフィア。

ソフィア様参戦のとき。

 

 

 

ジードのことを話す】

信じられないことだったわ。

パルティア神殿にアリオス以外の男の人が入って来るなんて。

茶色の髪、冷たい目をしていた。

 

ドラゴンスレイヤーのことを教えろと。

 

ええ、サランダの峰にあるドラゴンスレイヤー

そこには今でも邪竜の骨があって、アイネアスが突き立てたドラゴンスレイヤーがまだ刺さったままになっているというわ。

彼はそのことを知った上で、剣を抜く方法を尋ねてきたようだった。

でも、私には何のことだかわからない

剣が抜けないものだということも全然知らなかったもの。

 

風ザナ第六章クリア後の章間シーンから。

ジードについて話すソフィア。

ヒロインやっと登場、さらに謎の敵(ジード)の登場で、後半への戦いのボルテージが上がる場面。

 

 

 

ジードのことを調べることになったダイモスとリュコスを見て】

敵は、魔法の使い手です。

メディア、あなたも一緒に行ってあげてください。

 

風ザナ第六章クリア後の章間シーンから。

ジードの恐ろしさを身をもって痛感しているソフィアは、メディアに同行するように命じるソフィア。

神官騎士メディアがいなくなることは自分が無防備になることになるが、それでもダイモスとリュコスを案じてメディアを同行させるところにソフィアの度量の深さを感じますね。

 

 

 

【ギムノスに到着して】

なんて悲しい風が吹いているの。

ただ寒いだけじゃないみたい。

 

風ザナ第七章から。

ギムノスに着いたとたん、意味深な言葉を言うソフィア。

聖女ならではの感受性の鋭さを感じます。

 

 

 

【ヌースからギムノスの罪人たちの現状を聞いて】

・・・・・

 

風ザナ第七章から。

沈黙するソフィア。返す言葉がないといったところでしょうか。

今まで恵まれた環境で育ったソフィアにとって、ギムノスの罪人たちの状況は相当ショックだったと思われます。

ヌースをたしなめるアリオスの様子からも、それだけソフィアにショックを与えたようです。

 

 

 

【飛び出していったピュラーのことを聞いて】

一人じゃ危険だわ。

急いで後を追いましょう。

 

風ザナ第七章から。

ピュラーを心配するソフィア。ピュラーもソフィアと会う前は「ソフィアさま」と様付けして敬ってた感じだったんですけどねえ。

CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』での2人の泥沼恋愛バトルを知ると、何がどうしてこうなってしまった…と思わずにいられません(苦)

 

 

 

【「エナス賢者の家に、ジギタルはあるでしょうか?」とヌースに聞かれて】

ジギタル? ええ、たぶん。

魔法使いなら常備する薬草ですもの。

でも、突然どうして?

 

風ザナ第七章から。

ヌースの問いに即座に答えるソフィア。

ソフィアは魔法使いとしての知識も備えている様子。

太守イブン・ハッサーシが「パルティアの知恵」と形容していただけあります。

 

 

 

【「アルコールは効かなくてもアレは効くのでは、と思いまして。」と言うヌースに】

・・・あ!

でも、そんなことしたら・・・

 

風ザナ第七章から。

ジギタルは心臓の薬となるが副作用(利尿作用)がある。

そのことも知っていたソフィアは絶句する。

 

 

 

【アリオスに心配されて】

いいえ。私もヌースも、

とてもよくしてもらったの。

見かけほど悪い人たちじゃないのよ。

 

風ザナ第七章から。

ガレオスの子分モーツとヘンデの元に人質として残っていたソフィアとヌース。

荒くれ男2人と一緒だった間、アリオスは怖くなかったかとソフィアを気遣うが、実際はよくしてもらっていた様子。

でも最後にさりげなくひどいことを言ってるソフィア様(苦笑)

それを聞いたガレオスの子分ヘンデが「「見かけほど」だけ余分だぜ。ベイビー☆」と言うあたり、短い間に彼らと打ち解けた様子が見受けられます。

 

 

 

【溶岩窟の奥で失明したパヴェルを見つけて】

ちょっと待ってて。

 

風ザナ第七章から。

ソフィアはパヴェルの目に手をあてて瞬時に回復させる。

ソフィア様がいれば怪我の心配なし。

まさに回復魔法のエキスパート。

 

 

 

【メディアに呼びかける】

・・・ディ・・・ディア・・・

メディ・・・メディア・・・

 

メディア。聞こえる?

私は、氷の塔にいるの。

ジードは、罪もない人たちをここに集めて

恐ろしい実験をしようとしているわ。

早くしないと、みんなが・・・

 

風ザナ第八章から。

バーラクのマジックビジョンに映ったソフィア。

ソフィアの思念はマジックビジョンに受信されていることが判明。

氷の塔に幽閉されたソフィアは、ジードの目を盗んで、あきらめずに何度も何度も呼びかけていたと思うと涙が出てきます。

そして、そんなソフィアに助けの手を差し伸べようとしなかった女神イシュタルにふつふつと怒りを感じる場面。風ザナⅡの酒場の女はすぐに助けたくせに…(以下略)

 

 

 

【メディアの言葉「モンスターは通れて、我々は通れない結界・・・。ではきゃつらは結界をパスする道具を、持っているのでしょうか?」を聞いて】

それが結界魔法のセオリーですものね。

 

風ザナ第八章から。

ソフィアは回復魔法しか取り柄がないように見えますが(回復魔法については規格外なのでそれだけでも十分すごいんですが)、それ以外の魔法についても造詣が深いことがわかる台詞。

 

 

 

【モンスターたちが話していたことを話す】

そういえば、

モンスターたちが話してるのを聞いたわ。

赤と青の玉がどうとか・・・

それがあれば、結界を抜けら・・・

・・・あッ!!

 

風ザナ第八章から。

監禁されている間も情報収集していたソフィア様、さすがです。

ジードが来たのを察して、未練たらしく交信を続けずに即座に遮断するあたり、賢明です。

 

 

 

【結界に飛ばされたメディアの異変を感じて】

メディア! どうしたの?

今、ショックを感じたわ。

 

大丈夫よ。

 

風ザナ第八章から。

お互いに心配しあうソフィアとメディア。

二人の深い絆が感じられる場面。

 

 

 

ジードについて話す】

ジードが、私を別の部屋に移したのよ。

 

ええ。でも、かえって安全だわ。

直接監視されていないんですもの。

 

風ザナ第八章から。

ジードによって閉じ込められたものの、直接監視されてないと答えるソフィア。

直接監視されていたということは、今まではジードのそばに置かれて監視されていたわけで、さぞかし気が休まらなかったと思います。

 

 

 

【結界についての情報】

そう・・・

緑の玉って、見たことがあるかしら。

 

見張りのモンスターたちが話してたの。

ある階級以上にならないと持てない、

とか言ってたわ。

 

風ザナ第八章から。

氷の塔に監禁されていたにも関わらず、見張りの会話をしっかり聞いて情報収集をしていたソフィア様。

同じドラゴンスレイヤーシリーズのヒロイン(「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」のディーナ姫)なら怯えて震えているだけでしょうが、ディーナ姫と違ってただ助けが来るのを待つだけではないあたり、ソフィアは賢く聡明で心の強い女性だとわかります。

 

 

 

ジードが来ることに気づいて】

・・・あ!!

ジードが来るわ。

交信に気づかれたかしら?

 

思念を止めるわ。

安全になったら、私から呼びかけるから、

心配しないで。

 

風ザナ第八章から。

メディアに心配するなと言うあたり、自分を気遣うメディアを案じるソフィアの優しさを感じます。

 

 

 

【氷の塔にやって来たアリオスたちに語りかける】

アリオス、聞こえる?

 

この塔の2階よ。すぐ近くなの。

 

この塔は、あなたの足元のプレートからm

ワープして登るの。

でも黒い玉がなければ作動しないわ。

赤と青と緑と、3つの玉を持って、

雪原の5本の木の間へ行って。

 

そう。

そこで、3つの玉をかかげると、

黒い玉が生まれるわ。

 

風ザナ第八章から。

今度はアリオスとリュコスにも聞こえる交信。間近に来たことで、相手がメディア限定という制約がなくなったんでしょうか。

詳しく先に進む方法を、見張りのモンスターたちの会話から聞いて情報整理して伝えたところに、ドラゴンスレイヤーシリーズの別作品のヒロイン(「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」のディーナ姫)と違ってただ捕まって助けられるだけの何もしないヒロインではないことがわかります。

 

 

 

【アリオスの首を絞めて殺そうとするジードに】

やめて!!

アリオスを傷つけることは許さない!

 

風ザナ第八章から。

ジードの後ろに控えさせられていたソフィア。

多分ジードの傍に置かれて、周りの人たちの変わり果てた姿を見せられていたのでしょう。

でも、アリオスが殺されようとしているのをただ見ているのではなく、アリオスのために何かしようと気持ちを爆発させる。

それがきっかけで謎の力が発動してジードを(ついでにアリオスも)吹っ飛ばしたソフィアですが、謎の力が発動しなくても、ジードにとびかかるなりして身を挺してアリオスを助けていたのでは…と思います。

 

 

 

【戻ってきたアリオスに抱きつく】

アリオス!!

無事でよかった・・・

 

風ザナ第八章から。

アリオスが無事だったことに安堵する。

メディアが思わずツッコミを入れていたことからも、メディアもここまで感情をストレートに表したソフィアを見たのは初めてだったのではないでしょうか。

アマンダたちを元に戻していたところもさすがです。

 

 

 

【自分の力がジードを退けたことについて】

わからない。

私にも、自分がなにをしたのか・・・。

 

風ザナ第八章から。

他人を癒すだけだと思っていた自分の力。

それがジードを吹き飛ばした。

結果的にアリオスを助けられたとはいえ、他人に危害を加えた自分の力に怯える。

ソフィアの謎が深まった場面。

 

 

 

【アリオスに礼を言われて】

いいえ、アリオス。

私も驚いてるの。

きっと、あなたがいたから、あんな力が出せたのね。

でもなんだか怖い。

私にあんな力があったなんて。

 

風ザナ第八章クリア後の章間シーンから。

アリオスがきっかけで発動した謎の力。

アリオスの無事を喜びながらも、一方で自分の力を不安に思うソフィア。

「きっとあなたがいたから」これは恋愛感情も含んでいるのか否かは人それぞれですが、筆者は半々だと推察。

恋愛感情も含んで意識しているなら、情熱的なソフィアなら顔を赤くするなり、恥ずかしがりながら言うと思いますが、このときは冷静に淡々と話してたので。

ソフィアにとってアリオスは伝説の勇者アイネアスの子孫という特別な存在であり、行動を共にすることで、アリオスの潔癖で正義感溢れる性格を知って、勇敢に戦う姿はソフィアにとって勇気づけられる存在になっていて、だからこそ、アリオスに影響されて、アリオスの勇気を与えて強い力を発揮できたといったところでしょう。

ソフィアはアリオスに対して、この時点では、まだ恋心は自覚してない段階(尊敬や憧れの状態)とみた。

 

 

 

【かげろうの町について話す】

ねえ、アリオス。

かげろうの町って聞いたことある?

 

まあ、やっぱり。

不思議ね・・あなたとこうしていると風の中から声がするの。

かげろうの町へ行きなさいって。

 

風ザナ第八章クリア後の章間シーンから。

「風の中から声がする」と意味深な言葉をのたまうソフィア様。

風ザナ第七章最初で見せた場面のように、ソフィアが鋭い感性を持つのがわかる場面。

 

 

 

【書生ミッヒムが「とりあえず、明らかなのは、『碧い瞳の若き旅人、翼のはえた靴をはき、銀の竪琴、』」というのを聞いて】

『・・・銀の竪琴、つまびいて見知らぬ土地へとめぐり行く』

 

知っているわ。

生まれた時から知ってる詩よ。

・・・金の髪に赤いアネモネ

平和の歌、口ずさみ、どこへ行くのか、

まだ、あてもない。

バラ色のほおの美しき旅人、

吹きゆく風を身にまとい、

黄砂の中をただひとり、

不毛の大地、踏み締めて

胸に光る、エメラルド、

 

・・・胸に光る、エメラルド、

時を越えた約束、

果たすのは、

いつか鳥の舞い降りるとき。

 

風ザナ第九章から。

未完成叙事詩の中の竪琴を持った旅人の記述。

欠けていた部分をソフィアは詩を口ずさむ。

その内容からかげろうの町の手がかりをつかむ。

佐久間レイさんの音声つきで見たかった場面です。

 

 

 

【倒れている太守イブン・ハッサーシを見つけて】

代わって。

 

風ザナ第九章から。

イブン・ハッサーシの額に手を当てて瞬時に回復させる。

回復魔法のエキスパートソフィア様大活躍。

 

 

 

【「袖がほころびちゃった。」と言うアリオスに】

ちょっと見せて。

 

風ザナ第九章から。

アリオスの袖を直そうとするソフィア。

この時点ではソフィアはアリオスより3歳年上ということは明かされてませんが、さりげなく姉さん女房な面を見せています。

 

 

 

【アリオスを突き飛ばしたピュラーに】

ピュラー! あなた少し乱暴よ!!

 

風ザナ第九章から。

アリオスとソフィアはエメラルドの胸当てを見つけたりして活動していたものの、実はダイモスやメディアに連絡もしないままだった。そのせいでダイモスたちは心配して、全員で二人を探し回っていた。戻ってきたアリオスを見て、ピュラーは怒ってアリオスを突き飛ばす。

そんなピュラーに事情を知らないソフィアは激昂して叫ぶ。

冷静で上品なソフィアが気性の激しさを持つことが明らかになった場面。

この場合、自分が特別な立場(連絡が途切れたら周りが心配して大変なことになる重要人物)であることを忘れて定期連絡を怠ったソフィアやそれに思い至らなかったアリオスに非があり、ピュラーやメディアたちは心底心配して探し回っていたようなので、ピュラーの怒りはもっともなのかもしれないですが。

 

 

 

【「二人がイチャイチャしてる間に、こっちはさんざん探したんだからね!!」と言われて】

なんですって!!

 

風ザナ第九章から。

ピュラーに言い返されてソフィアの怒りはさらにヒートアップ。

ソフィアの剣幕は、ソフィアに忠実で甘いメディアですら「おやめください、ソフィアさま。」「でも、ソフィアさま。今度からは、連絡してください。ちょっと念じればすむことですから。」と注意してたしなめるほど。

一連の言動はソフィアのアリオスへの想いが強いことの証明であり、ソフィアは恋愛面に関しては盲目的かつ気性が激しくなってしまうタイプなのがわかります。

 

 

 

【かげろうの町に転送されて】

ここは・・・

 

そうだわ。まちがいない。

私は、ここを知っている。

 

私のなかの、遠く幼い頃の記憶。

まだはっきりとは、してないけれど。

私は、確かにここで生まれて・・・

 

行きましょう。アリオス。

これから全てがわかるわ。きっと。

 

風ザナ第十章から。

このときソフィアがかげろうの町で生まれたことが、ソフィア自身の記憶から明かされる。

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』では、ソフィアが聖女を継承したのは3歳のときだったのが明かされていたので、3歳になるまではソフィアはかげろうの町で四風神や精霊たちに守られて育てられていたのでしょう。

さりげなくソフィア様の設定がわかる貴重な台詞。

 

 

 

【予知をする】

・・・あ!

 

今、いやな感じがしたの。

南風さまの姿に、

たくさんの白い線が巻きついて

かき消されていくような・・・

 

わからない。でも・・・

とても、いやな感じ・・・

南風さまが危ないわ!

 

風ザナ第十章から。

予知能力を持つソフィア。

ソフィアの予知は百発百中であることがこの後証明される。

 

 

 

【精霊たちを殺そうとするリアラに】

そんなことは、させない!!

 

許さない。

ジードに、本当の正義があるのなら、

こんなことはできないはずよ。

 

風ザナ第十章から。

リアラの隙をついて糸玉を奪い取るソフィア。

さらにリアラに毅然と言い放つ。

ただ守られるだけのヒロインではなく、共に戦う強さと気高さを持つことがよくわかる場面。

ソフィア様カッコイイ!!

 

 

 

【自分の使命を思い出す】

私は、私は今、ようやくすべてを思い出すことができました。

女神イシュタルのことも、ドラゴンスレイヤーのことも。

そして、邪悪なるものへ立ち向かう勇者のことも。

私は、このために生まれてきたのですね。

 

風ザナ第十章クリア後の章間シーンから。

ソフィアは自分の使命を思い出す。

それはソフィア自身の存在を犠牲にすることだった。

しかし、その宿命をためらいもなく受け入れるところに、心の強さを感じる。

 

 

 

【アリオスとの別れ】

アリオス、悲しまないで。

私は忘れない。

短い間だったけど、あなたと会えてよかった。

あなたと同じ風を感じることができて、本当に楽しかった。

忘れないで。

すべての風は、あなたと共にあることを。

 

風ザナ第十章クリア後の章間シーンから。

アリオスに優しく語りかけるソフィア。

万感の思いを込めて気持ちを話した後、目を閉じるソフィア。そしてその姿は消滅し、同時にドラゴンスレイヤーは真に覚醒した。

 

 

 

【夢の中で】

なんなの、あの巨大な影。

邪竜ダルダンディス?

違う、違うわ。

もっと巨大で、邪悪な力に満ち、そして醜悪な姿で・・・。

あ、ああっ、そんな、そんなものが存在するなんて!

いえ・・わかっていた。

私にはわかっていたはずよ。

ただ認めたくなかった。

信じたくなかっただけ。

 

『CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ 第1章~風がやんで・・・』から。

ソフィア様の破壊神ルーゴン評。

かなりキツイことを言っています(苦笑)

まあ、ルーゴンは女神イシュタルの対極の存在で、不倶戴天の敵である以上、女神イシュタルの聖女ソフィアにとっても最大の敵で天敵なので、この態度は至極当然かもしれませんが。

 

 

 

【破壊神ルーゴンと戦うアリオスを見て】

だめよ、アリオス!

戦ってはだめ!

戦ったら殺されてしまう!

 

いけないこのままじゃ・・・!

創造と平和を司りし女神イシュタルよ、私に力を。

そして再びドラゴンスレイヤーを封印から解き放ちたまえ。

 

『CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ 第1章~風がやんで・・・』から。

苦戦するアリオスに力を与えようとするソフィア。

女神イシュタルに祈る様子がとても気高く凛々しく素敵です。

佐久間レイさんの上品なお声がそれをさらに引き立てています。

しかしソフィアの必死の祈りに反して、ドラゴンスレイヤーが折れ、アリオスは敵の手にかかって殺されてしまう…。

 

 

 

 

【部屋に戻って】

嵐が来る・・・。

そう、嵐がまた・・・。

 

『CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ 第1章~風がやんで・・・』から。

不吉な夢を見て、さらに嵐(平穏を乱す事態)が起こることを感じて、思わず呟くソフィア。

ソフィアの予知は百発百中ですが、夢に関しては、直接予知したわけではないので、アリオスが死ななかったということは予知には該当しないんでしょうか。

 

 

 

【部屋に戻る前に】

ちょっと待って。

女神イシュタルよ、どうか、アリオスをお守りください。

 

『CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ 第2章~新たなる風の予感』から。

部屋に戻る前に、女神イシュタルにアリオスの無事を祈るソフィア。

聖女自らの祈りと願いは、旅立つアリオスにとって、何よりもお守りになったことでしょう。

 

 

 

【アリオスとピュラーがくっついたのを見て】

ちょっとアリオス、ピュラー、二人とも離れなさいよ!

 

風の伝説ザナドゥⅡ』ゲームCD-ROMをオーディオ機器で再生したときにミニドラマが流れるのですが、その中でのソフィアの台詞。

ネタバレしようとするピュラーをアリオスは押さえつけるが、二人がくっつく形になり、ソフィアは思わず叫ぶ。

「離れなさいよ!」とヒステリックに叫んでいるあたり、恋愛に対しては一歩も譲らない、ソフィアの気性の激しさを改めて感じます。

 

 

 

【視聴者に挨拶する】

ソフィアです。

皆さんに女神イシュタルのご加護がありますように。

 

風の伝説ザナドゥⅡ』ゲームCD-ROMをオーディオ機器で再生したときに聴けるミニドラマから。

ピュラーの即興企画で視聴者に挨拶することになり、ソフィアも挨拶する。

上品に挨拶して祝福を祈っているたおやかさは、さすが聖女といった雰囲気です。

 

 

 

【アリオスの無事を祈る】

女神イシュタルよ。

アリオスをお守りください。

アリオス・・・・

無事に帰ってきて・・・・

 

風ザナⅡ序章から。

女神イシュタルにアリオスの無事を祈る。

最後にうつむきながら呟くところに、アリオスがこれから立ち向かうであろう困難を予感して、アリオスの身を案じているのが伝わってくる。

今回はお留守番要員でしたが、これだけでも十分存在をアピールしてます。

 

 

 

【 自分の今後を不安に思う】

実はこれからのことを考えていたの。

私、ずーっとこのパルティア神殿にこもりきりでしたので、すっかり世間知らずになってしまって。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

風ザナⅡで女神イシュタルが消滅したことで、ソフィアには新しい世界(普通の人間として暮らす未来)がもたらされた。

しかし、自分が世間知らずなのを自覚して思い悩む。

自分と同年代の女の子はどんなことをして毎日を過ごしているのかとメディアに尋ねるが、メディアは「ポケベルなるものを持って王都の繁華街を徘徊しているとか」「自分の下着を殿方に売って小遣いを稼いでいるとも聞いたことがあります」とすごくずれた説明をする。

ソフィアとメディア、二人して世間ずれしまくってるのがわかる笑える場面。

 

 

 

【メディアから自分と同年代の女の子のやっていることを聞いて】

ひょっとして、女性の下着をつけるのがはやっているとか?

 

ああ、さっぱり理解できませんわ!

このままでは、私、普通の女の子どころか社会復帰すらできません。

少し世間の勉強をしなくては!

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

全く理解できないのは当然です(苦笑)

ソフィアが真面目に考えて悩む様子が微笑ましい場面。

 

 

 

【誕生会の準備を進めるメディアを見て】

ほんとにいいのかしら・・・勝手にバースデーパーティーなんか開いちゃって。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

「彼氏を呼んで二人っきりのバースデーパーティー」という雑誌記事を読んで、メディアはソフィアのバースデーパーティーを開こうと提案する。

自分をなんとか普通の女の子に戻そうとしているメディアの気持ちをありがたくは思いつつも困惑しているソフィア。

個人的に、記事に書いてあったとおり、アリオスだけを呼んで二人きりの誕生パーティーを開いた方がよかったと思います。

 

 

 

【アリオスのことを思って】

来てくれるかしら・・・アリオス。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

メディアが誕生パーティーの招待状をアリオスに送ったのを思い出したソフィアはアリオスに想いを馳せる。

恋する人を想う姿は、普通の女の子となんら変わりありません。

 

 

 

【自分の誕生日を調べようと思いつく】

聖女は任命された日、継承日をもって生誕とされるから、それよりは何日か、何ヶ月か前のはずなんだけど。

誕生日がわからないと星占いすらできないし。このままじゃアリオスとの相性占いだって。

どこかに記録が残ってないかしら。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

ソフィアは自分の正確な誕生日を知ろうと行動を起こす。

星占いや相性占いという単語から、ソフィアの感受性の豊かさやロマンチストな性格がわかります。

 

 

 

【「ソフィア様は今年で21歳になられたわけですね」と教えられて】

に、21?

あははっ、そんなはずはありませんわ。

私、今年で18になるはずです。

誕生日と継承日のずれを入れてもせいぜい19。

うふふっ。

ちょっと貸してください。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

自分の出生記録を探しに書庫に来たソフィア。

書庫にいた老婆は「この書庫には聖女に関するすべての記録が保管されています」とソフィアの出生記録を出してソフィアの誕生日と年齢を教える。

それを聞いて、ありえないとばかりに笑って自分で確認しようとする。

自分の年齢を間違って思い込んでいたあたり、ちょっと笑える場面。

ちなみに他作品では、自分が23歳だと思っていた女性キャラ(本人は息子を置いて3年間旅に出ていたと思っていたが、実際は13年間の月日が過ぎていて、実年齢は33歳だった)もいるので、世間と隔絶されたパルティア神殿にこもっていては、時間の流れにも疎くなるのは仕方ないことでしょう。

 

 

 

【自分の出生記録を読んで】

はあっ、な、なんですって!

継承日は生誕から3年後・・・!

この日付は18年前の今日。

そういえば、そのような記憶があるようなないような・・・。

っ・・・!

ということは・・・。

やだあ~、私アリオスよりも年上じゃない。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

ソフィアは自分の誕生日と年齢を知り、ショックを受ける。

年上の女性が年下の男性と結ばれるのはあまり良く思われてない、古風な考え方の中で育ったのがよくわかります。おねショタが流行している昨今では、3歳の年齢差なんて微々たるものだと思うのですが。

 

 

 

【アリオスに】

ね、ねえアリオス。

アリオスは・・・年上の女性って嫌い?

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

アリオスにおずおずと尋ねるソフィア。

恋する乙女の苦悩が感じられる一幕。

 

 

 

【アリオスに「大好きだよ、年上の女性」と言われて】

・・・っ、ほんと?

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

実際は精霊クルルの仕業なのだが、アリオスが答えた言葉にソフィアが安堵した様子が伝わってくる。

だが、直後にでしゃばったピュラーによって雰囲気ぶち壊しに…。

アリオスと二人っきりで誕生日パーティーをやった方がよかったのに…と思いました。

 

 

 

【アリオスに抱きつくピュラーに】

ちょっとピュラー、やめなさいよ。

アリオスが迷惑してるじゃない。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

イラっとしてたしなめるソフィア。

「迷惑してるじゃない」の部分に力が籠っているあたり、心底ムカついたと思われる。

ピュラーも少しは慎めよと…思いました。ピュラーは元々不作法が目立つ娘なので仕方ないと言えばそうなんですが。

 

 

 

【アリオスに抱きつく】

そんなことないわ!

 

私だって21。

アリオスより年上です。

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

負けじとアリオスに抱きついて言い返すソフィア。

この様子から、ソフィアは恋愛面に関しては、良く言えば情熱的、悪く言えば嫉妬深いことがわかる。

 

 

 

【ピュラーに失礼なことを言われて】

お、オバン?

私がオバンなら、23のピュラーなんて、お肌の曲がり角をまがりきっちゃったスペシャルオバンじゃない?

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

自分に失礼なことを言ったピュラーに言い返すソフィア。

このことから、ソフィアは普段は聡明で淑やかだけど、いざってときは気性が激しい面を見せるのがわかります。

少女漫画風に言うとまさに「アリオスくんが好きって気持ちは誰にも負けないもん!」ですね。

ちなみに、今の時代ならオバンではなくBBA呼びと思います。ピュラーはいわゆるロリBBA属性とみた。

 

 

 

【アリオスに「ソフィアったらひどいのよ~」と訴えるピュラーに】

ああ~ピュラー!

どさくさにまぎれてなんてことしてるのよ!

 

きい~ピュラーぁ~!

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

怒りの炎燃やしまくり、ジェラシー感じまくり。

まさに恋する女性で、恋敵に一歩も引かない、強いアリオス愛も素敵です。

 

 

 

【ピュラーが「アリオスはあたしだけのアリオスなんだもん」言うのを聞いて】

嘘よ!

そんなことないわよね、アリオスぅ~?

 

もう!

アリオスは私のものよ!

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

アリオスはピュラーに渡さない。ソフィアのアリオスへの強く揺るがない愛を感じます。

修羅場なソフィアたちを見て、精霊クルルは「でもホント、人は好きになるのに年は関係ないもんね」「だけど、あの二人の戦い、まだまだ続きそう~」と呑気に言ってましたが、まさにそのとおりでした…。

 

 

 

ダイモスとプロスタを見て】

そうよ、そこよ。そこできゅーっと抱きしめて、あつーい口づけを交わすのよ~。

 

ううーん、じれったーい。男なら、そこでがばーっと押し倒す甲斐性がないと・・・。

 

ほらほらほらーはやく~!

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

いい雰囲気のダイモスとプロスタを見て夢中で呟くソフィア。

上品な声でこういったことを言うなんて、まさにギャップ萌え。

 

 

 

【アリオスに抱きつくピュラーに】

ああ何してるのよピュラー!

私のアリオスに抱きつかないで!

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

イラっとして叫ぶソフィア。

ソフィアの気性の激しさとやきもち焼きなところが改めて伝わってきます。

 

 

 

【メディアがダイモスの好きな人ではないかという話題になって】

よかったあー。

私、メディアには絶対幸せになってもらいたいってずーっと思ってたの。

まさか、ダイモスさんが・・・。

うふーっ、ほんと、本当によかったわねメディア!

 

『CDドラマ風の伝説ザナドゥII ヒロイン達の誕生日』から。

メディアとダイモスのことを心から祝福するソフィア。

ソフィアの喜びぶりは困惑しているメディアに「そんな…ソフィア様」と言葉を失わせるほど。

 

 

 

【アリオスを想って嘆き悲しむ】

ああっ・・私が・・年上だとか、そんなこと気にしてたばっかりに・・・

 

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』より。

おいおい泣くソフィア。

自分の誕生日パーティーの後も、アリオスに愛してると告白しなかったあたり、ソフィアはなかなか一線を越えられないでいたとみた。

 

 

 

【リュコスとヌースの話を聞いて】

ううっ、そんなっ!

ああっ・・・、アリオス、アリオーーースっ!

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

ますますショックと絶望のどん底に叩き落とされるソフィア。

アリオスの名前を何度も叫ぶあたり、アリオスを心底心配するソフィアのアリオス愛を感じます。

 

 

 

【メルティナに】

意気投合して・・・なんだっていうの?

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

メルティナに「ソフィアさん、気をしっかりもって。きっと、きっとアリオスさんはご無事です。そう、アリオスさんだって、ダイモスさんを憎んでるわけじゃないし。あ、もしかしたら二人今頃は意気投合して・・・」と言われて静かに睨み返すソフィア。

淡々と言う様子から、メルティナの無神経ななぐさめに対する怒りをひしひしと感じます。

メルティナ(メルティナのいい子アピール)もさすがにここまでくるとウザイと思ってしまいます(苦)

 

 

 

【「お探しのアリオスとダイモスの居所あたい知ってるんだけど」と言う精霊クルルに】

な、なんですって!

どうしてどうしてあなたがアリオスの居所を知ってるのよ!

あなた、女神イシュタル様から生まれたって言ってたわね?

イシュタル様のお導きなのね!そうなのね!言いなさい!

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

お約束の台詞『なんですって!』から始まり、クルルを締め上げるソフィア。

周囲がドン引きして、ヌースが「ソフィア様落ち着いて」となだめるなど、ソフィアの剣幕がすごかったのがわかります。

 

 

 

【落ちてきたメイルたちに】

あの、大丈夫ですか?

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』より。

上品に尋ねる様子に、ソフィア様の育ちの良さが感じられる。

 

 

 

【がっかりするピュラーに】

ピュラー、女神イシュタル様のお導きを信じましょ。

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

ピュラーに優しく言うソフィア。

アリオスの件がなければ、きっとこんな感じでナイスコンビぶりを発揮していたと思います。

 

 

 

【ピュラーの炎の魔法を受けた植物を見て】

ピュラー・・・。

焦げてもいないわ。

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

まさに冷静なツッコミ。

 

 

 

【ピュラーに浮遊術をかけられて】

アリオス・・・無事でいて。

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

浮遊術をかけられて飛び去る瞬間、アリオスの無事を祈るソフィア。

すごく健気です。

 

 

【「これは幻覚なのか?」と言うアリオスに】

アリオス、幻覚なんかじゃないわ。

 

すべて、イシュタル様のお導きです。

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

アリオスに優しく話しかけるソフィア。

感涙するアリオスの様子からして、アリオスにはソフィアはまさに救いの女神として映ったと思われます。

 

 

 

【コームとメイルの助っ人提案に】

ねえ、ピュラー。

手伝ってもらいましょうよ。

私たちだけじゃ、ダイモスをおとなしくさせるなんてできないわ。

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

ソフィアはピュラーにそっと囁いて提案する。

大金にも関わらずすんなりコームたちに依頼しようとするところに、ソフィアの財力がそれとなくわかります。

ダイモスの手ごわさを理解して、助っ人を雇おうとするあたりもさすがです。

 

 

 

ダイモスを追っていったアリオスを見て】

あ、あ、ありおふが・・・ありおふが・・・

 

『CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス』から。

アリオスを巡る恋愛バトルは、アリオスがダイモスへの愛を自覚して、ダイモスを追いかけてソフィアたちの前から去ってしまうという、まさかの衝撃の結末を迎えた。

ダイモスを追っていってしまったアリオスに、ショックでリュミナともども壊れてしまうソフィア。

まあ、ファルコム作品の女性はしたたかなので、ソフィアもしばらくはだいぶ落ち込みはするものの、立ち直って気丈に生きていくと思われますが。

 

 

 

 

【参考資料】

風の伝説ザナドゥ

風の伝説ザナドゥ

ファルコムスペシャルBOX’95(CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ)

CDドラマ 風の伝説ザナドゥⅡ ヒロイン達の誕生日

CDドラマ TARAKO ぱっぱらパラダイス

 

 

 

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sophiasama.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日の感想とか

「CDドラマ風の伝説ザナドゥⅡヒロインたちの誕生日」の感想、ソフィア関連について色々と書いてます。

 

風ザナのⅠとⅡの違い、ソフィアというキャラクターの不憫な点でも書きましたが、

ソフィアの誕生日ドラマ「第2話ソフィアの誕生日」はいい点もありましたが、中途半端な結末だったのが残念でした。

 

ソフィアが一途で感情豊かな恋する乙女として描かれた点は可愛くてよかったのです。ソフィアの正確な年齢が風ザナⅡで21歳ということがわかったり、聖女設定(聖女は継承の日が生誕の日とされる)についても知ることができましたし、パルティア神殿暮らしが長すぎてかなり世間ずれしているのもわかりました。

思い込みが激しいところもあって、とりわけ恋愛に関しては盲目的かつ情熱的になってしまうようなので、ピュラーに対して言い返したり、一歩も引かない女傑ぶりを見せていたのも、アリオスへの揺るがない強い愛を感じられてよかったです。

 

ただ、肝心のアリオスとはいい感じに描かれることはなく、ピュラーとアリオスを奪い合って喧嘩して終わりでした。

せめて、パーティーの最中にそっと抜け出したソフィアが、同じく抜け出していたアリオスと二人きりになる場面になって、「アリオスは年上の女性はお嫌い?」と聞くソフィアに、アリオスが笑って「ソフィアなら年上でも年下でもかまわないよ。私はソフィアが好きだから」と言って、安心したソフィアが「ありがとうアリオス」と喜んで、この直後に精霊クルルの力で転びかけたソフィアをアリオスが抱き止めて、抱きしめられたソフィアがアリオスに「もう少しこのままで…お願い」と言っていい雰囲気に…な場面でしめてほしかったなあと(妄想さく裂)

精霊クルルももう少し気の利いた祝福をあげようよと…。ゲーム中でもソフィアをいろんな意味で冷遇したイシュタルといい、たいした祝福をあげなかったクルルといい、仕えている神や関係者からないがしろにされる聖女って…。ソフィアは不憫だなあと改めて思います。

 

個人的に気に入っているのは、CDのボーナストラックドラマ「衝撃の告白ダイモスの誕生日」です。

個人的にもっとも可愛いソフィアが聴けました。

ダイモスとプロスタをのぞき見しながら、「そうよ、そこよ。そこできゅーっと抱きしめて、あつーい口づけを交わすのよ~」「ううーん、じれったーい。男なら、そこでがばーっと押し倒す甲斐性がないと…」と上品ながら可愛い声で言うソフィアが可愛くて可愛くて…。

このことから、ソフィアは恋愛や性関連に関してはそれなりの知識は持っていて(一応知識として勉強したか知っている)、思い込みが激しかったりすることが聴いてわかります。「ほらほらほらーはやく~!」と大興奮してる様子もとても微笑ましいです。

 

またアリオスに抱きつくピュラーに「ああ何してるのよピュラー、私のアリオスに抱きつかないで!」と拗ねたように言うのも、ライバルに一歩も引かない気丈さを見せていてよかったです。

 

そして、ダイモスの想い人がメディアだと勘違いされたときは、「よかったあー。私、メディアには絶対幸せになってもらいたいってずうっと思ってたの。まさか、ダイモスさんが…うふーっ、ほんと、本当によかったわねメディア」と喜ぶソフィアは本当にメディアのことも大事に思ってるんだなあと聴いててうれしくなりました。

自分がダイモスの想い人だと思われて難色を示していたメディアも「そんな…ソフィア様…」と思わず言うほど、ソフィアの喜びぶりは見てて嬉しくなるものと思われます。

 

 

最後にこのCDドラマを聴いて思ったこと。

「第3話ピュラーの誕生日」の最後でピュラーはアリオスに「だーいすき」と言っておしまいでしたが、その後は何も親しくなってたわけでもなかったので、ピュラーはあくまでアリオスにとって妹分な子だと思います。

ダイモスとプロスタの様子をのぞき見しているソフィアが「男ならそこでがばーっと押し倒すくらいの甲斐性がないと…」と言うのを聞いたピュラーは「押し倒す?押し倒してどうするのかしら?」と言っていたので、ピュラーはソフィアと違って性的な知識はなくて、アリオスが好きという気持ちも、あくまで憧れじゃないかなあと。

第3話ピュラーの誕生日で、ピュラーはアリオスといい感じになった状況を妄想してましたが、抱きしめてキス…から先は何をするのかについては知らないとみました。よくある、思春期の子供が恋愛や好きな男の子を思って悶々するのと同じですね。

 

ダイモスの想い人は誰?な状況で、リュコスが「ダイモスがアリオスの恋人(ソフィア)を横取りするとは思えないなあ」と言ってたり、ダイモスに連れていかれたアリオスが「ソフィア~ピュラー~!」とソフィアの名前を真っ先に呼んでいたので、女性としての恋人一番候補はソフィアだと思います。

 

 

と、色々と書いたのですが、「CDドラマTARAKOぱっぱらパラダイス」でアリオスはダイモスを選ぶというBLエンドが公式でしめられたので、結局ソフィアは失恋したという事実は変わりはしないのですが(苦笑)